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ようやく民主と維新が合流で新党結成へ なんなら共産・社民も合流したら?

time 2016/02/23

ようやく民主と維新が合流で新党結成へ なんなら共産・社民も合流したら?

 民主党と維新の党が、新党結成で党内調整に入ると報道されました。
 「合流」は既定路線だったのに、ずいぶんと時間が掛かったものです。
 3月に新党結成で調整するとのことです。

 参院選が予定される7月までは、残り5ヵ月を切りました。
 3月に新党結成となれば残りは4ヶ月、準備期間としてはぎりぎりです。
 それまで、党名すら決まらないという事態になってしまっています。

 共産党の掲げる「国民連合政府」など、野党結集が話題となった政界。
 参院選まで、残り時間で到達できることも限られてきます。
 野党が参院選でどこまで戦う気なのかが窺い知ることができます。

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維新の党の都合の良すぎる要求は、参院選を人質にしたか?

 橋本氏、松井氏の「離党表明」は2015年8月のことでした。
 その後、おおさか維新の会とのさまざまないざこざがありました。
 とはいえ、残された維新の党メンバーの民主党合流は必至と思われました。

 そもそもが残されたメンバーは、元民主党の面々なのです。
 「元鞘」に戻るだけのことで、政治信条や理念は似通っています。
 たいした障害もなく、さっさと合流して維新の党は消滅するはずでした。

 しかし、そこにメンツの壁が立ちはだかったのです。
 民主党から見れば、維新の党は勝ち目が薄いからと他党へ逃げたした人達。
 当時、飛ぶ鳥の勢いの橋本氏率いる維新の党に加わった裏切り者です。
 橋本人気にあやかって政治家を「延命」したような者たちです。

 片や維新の党は、分裂しても国政において民主党に次ぐ野党勢力です。
 あわよくば対等合併、悪くとも維新の党執行部の厚遇を求めます。
 民主党からすれば、都合が良すぎる話なのです。

 その結果、民主党は吸収しようとし、維新の党は新党結成を要求します。
 そのいざこざで、「既定路線」だったはずの「合流」は長引く事態に。
 分裂から半年が経っても「調整中」という事態に陥ったわけです。

 それも、参院選までに合流するならぎりぎりというタイミングです。
 維新の党は、選挙を人質にして民主党に迫った形になりました。
 政局ですらない、ただの体裁を繕うために選挙を利用したのです。

 これ、国民への背信行為と言っても過言ではないのでは?

党内調整まで進んだが合流決定はしていない?

 しかも、まだ合流が決定したわけではありません。党内調整です。
 新党を結成するにしても、民主党は「民主」の名を残したいとしています。
 対して、維新の党はすっぱりと新しい名の新党を結成を求めています。

 新党結成とはいえ、民主党の後継政党となることは間違いありません。
 民主党は略称「民主」を変更したくないから、「民主」を残したいのです。

 この略称「民主」は、投票用紙に書く政党名として通用します。
 党名を新しくすると、それを有権者に浸透させるのに時間が掛かります。
 それにより票数が減るのを嫌がっているということです。

 維新メンバーだって、得票が減らないためなら合意しそうなものです。
 しかし、長くメンツをこじらせてしまったので、引けない状況です。
 民主党に吸収されたかのような新党名なら納得できなくなっています。

 まだまだ、合流決定したわけではありません。
 もしも、3月になってまだ党名で揉めたら、選挙準備は間に合いません。
 そのまま、合流せずに参院選という可能性もあります。

野党結集の夢は破れた?

 安保法制でオール野党で反対し、「野党結集」が期待され始めました。
 共産党は積極的に「野党結集」に乗り出し、イニシアティブを取っています。
 そこに、ようやく民主党と維新の党の合流が前進した形です。

 共産党は一番に声を挙げ、一番妥協し、一番本気で乗り出しています。
 しかし、民主党は共産党と手を組む気はなく、美味しいとこ取りをしたい。
 同じく、維新の党は民主党相手に美味しいとこ取りしたい。

 「既定路線」と思われた民主・維新の合流ですら遅々として進まない。
 共産党との合流は反対の声も多く、参院選までにはあり得ないでしょう。
 野党結集の難しさ、各党の譲らなさ、自党可愛さがよくわかります。

 民主党としては最低限の選挙協力が得られれば十分という判断でしょう。
 3月に新党結成して、7月参院選では、野党結集など出来るはずがありません。
 つまりは、そこが民主党の参院選までのゴールとしたわけです。

 こうなると、前のめりになっている共産党・志位氏がどう出るかです。
 選挙協力に留まれば「いいように利用された」と内部批判に晒されるやも。
 野党内で敵対に回れば、与党を利するだけで、打つ手なしです。

 野党結集、国民連合政府は夢幻の如く儚く散ったということです。
 それが民主と維新のタイムスケジュールから浮き彫りになりました。

 残された大逆転は、共産党を解党して民主と維新の新党に合流すること。
 まさか、それはないと思いますが、そうなったら歴史に残る大事件です。
 ただ、それでも与党大勝利の結果は揺るがないでしょうけれど。

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