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プロ野球16球団構想 今度こそ実現の可能性?

time 2016/02/15

プロ野球16球団構想 今度こそ実現の可能性?

 石破地方創生担当相がプロ野球16球団構想に前向きな姿勢を示しました。
 これにより、再び16球団構想が盛り上がる可能性が出てきました。

 プロ野球16球団構想は2014年にアベノミクスの一環として提案されたもの。
 残念ながら閣議決定には盛り込まれず、その後は沈静化していました。
 それが地方創生の気運を受けて、復活の可能性が出てきたのです。

 2014年から2年が過ぎて、状況もだいぶかわってきました。
 官庁の地方移転論議など、地方創生の具体策の議論が盛り上がっています。
 NHKの本局を地方に移転させる案まで出てきている状況です。

 これは、プロ野球16球団構想、ありえます!

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地方に移って大成功の前例

 石破大臣が前向きな姿勢を示したとはいえ、「民主導」など慎重姿勢。
 当然ですが、政府主導で進めるつもりはないという態度です。
 そこは政治家ですから、失敗の責を問われてはたまりませんから。

 では、球団を増やし地方に本拠地をおけば地域貢献になるのでしょうか。
 大成功の前例となるのは、現ソフトバンクと、日本ハム、そして楽天です。

 ソフトバンクはダイエー時代に福岡に移転して、本拠地と定めました。
 その前は南海ですから、関西が本拠地だったので大移動です。
 しかし、ダイエー時代からファンの熱さは有名で動員数も多かったです。
 いまも、ソフトバンクにそれの流れは引き継がれています。

 日本ハムもかつては東京が本拠地でしたが、札幌に移転しました。
 新庄人気で多くの女性ファンを取り込んだのも、この頃のことでした。
 最近はカープ女子が流行りですが、はしりとなったのは日ハム女子です。
 日ハムは新庄効果があった上に、優勝も果たしたので大成功となりました。

 楽天は新球団ということで他チームとは事情が違います。
 成立時から揉めに揉めて、初期は圧倒的に低い勝率で最下位でした。
 それも、2013年には優勝を果たしてすっかり東北を虜にしました。

 こうしてみると、プロ野球の地方移転は成功裏に進む可能性が高いです。
 ビジネスとして成り立てば、手を挙げるスポンサーも出るでしょう。
 土地の有力企業が手を上げやすいのも、地方移転のメリットです。

レベル低下などの不安要素は?

 デメリットとして挙げられる一番の要因は、選手のレベル低下です。
 その結果、ゲームに魅力がなくなれば野球界全体が衰退しかねません。

 しかし、日本の野球界は少年野球からはじまり高校・大学からプロまで。
 裾野が広く、WBCなどを見ても選手層の厚さが強みなのがわかります。
 選手数が増えればレベルが下がるのは当然のことです。
 それでも、野球の魅力に関わるほどのレベル低下にはならないでしょう。

 また、移動が多くなってゲーム外での選手の負担が高まるという懸念も。
 今は関東と関西に8球団が存在しており「近所」の試合も多いです。
 沖縄や四国が参入すれば、移動距離も増えるし交通の便も良くはないです。

 思い切って「東地区」と「西地区」にわけるなどの対策も考えられます。
 セパ両リーグを解体し、日本を東西で分割して東西リーグにするのです。
 これは一案ですが、なんにせよ球界再編になりますから方法はあります。

政府がその気になれば?

 最大の難関は、プロ野球機構側にその気があるか、です。
 そこで登場してくるのが球界のドン、なべつね氏です。

 ところが、政治的にはなべつね氏と自民党は蜜月の関係にあります。
 読売新聞はずっと、自民党推しの記事を掲載し続けてきました。
 その理由は「新聞に軽減税率を適用して欲しいから」です。

 その、新聞界の悲願である軽減税率適用に、自民党は応えてくれました。
 なべつね氏は自民党に対して、大きな借りがある状態なのです。

 さて「民主導」と言いましたが、「民」を主導するのは誰なのか。
 その人物に自民党は大きな貸しがあるとなれば、道は開けたも同然です。
 政府がその気になればプロ野球16球団構想は一気に推進されます。
 これが「政治」ってやつなのでしょう。

 2016年の野球界、大きなニュースが立て続けにあるかも知れません。
 東京五輪での野球復活も、夏には決定する予定です。
 2020年に向けて、16球団構想が進む可能性も…?

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