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埼玉県が「うどん県」に名乗り? データで見る圧倒的な香川のうどん県らしさ

time 2016/02/02

埼玉県が「うどん県」に名乗り? データで見る圧倒的な香川のうどん県らしさ

 埼玉県が「香川を超える『うどん県』にしよう」としているというニュース。
 なんでも、埼玉県はうどん生産量が香川に次いで全国2位なんだとか。
 埼玉が香川に次いで2位っていうのは正直、意外です。

 ⇒生産量2位埼玉県が「うどん県」に名乗り 香川県は「そんな甘くねえよ」とツッコミ

 香川に次ぐうどん県といえば、「稲庭うどん」を擁する秋田のイメージ。
 調べてみると「うどん・そば消費量」の2位が秋田でした。

 つまり、埼玉県は生産量は多いが消費量は並みの県だということ。
 やはり、圧倒的な香川の「うどん県」の牙城は崩せそうにありません。
 データを元に、その王者っぷりを掘り下げていきます。

埼玉はうどんの生産量2位というけれど?

 2009年のうどん生産量では、香川が約6万トン、次いで埼玉が2万5千トン。
 堂々の2位にランクインしたのが「うどん県」争い参入の根拠です。

 しかし、「うどん県」を名乗るには県民の熱い「うどん愛」が必須。
 つまり、濃さ、密度の高さが必要な条件になってくるのです。
 すると、気になるのは生産量の絶対数より割合です。

 そもそも、香川は日本全国でも最も狭い都道府県です。
 埼玉も39番目という狭い都道府県ですが、その差は倍以上。
 埼玉の中に、香川が2つ入る大きさだということです。

 2014年調査では、香川の耕地面積は約3万ha、埼玉は約8万haです。
 面積の差以上に埼玉の耕地面積は香川より広いのがわかります。
 それでいて、うどん生産の絶対量は香川の方が埼玉の倍も多い。
 実質、4倍~6倍も香川の方がうどん生産「密度」が高いのです。

 「足元にも及ばない大差」といっても過言ではありません。

秋田がうどん・そば消費量2位というけれど?

 埼玉が実はたいしたことがないということがデータからわかりました。
 では、消費量で2位につけている秋田はどうでしょう。
 「稲庭うどん」は東日本では、かなり有名なうどんブランドです。

 秋田と香川の人口はほぼ同じ、100万人強といったところ。
 うどん・そば消費量は香川の方が秋田より25%多いとなっています。

 しかし、気になることがひとつ。
 秋田のうどん生産は乾麺が多く生麺が少ない傾向にあるのです。
 つまり、秋田では「乾麺を自宅で茹でる」文化であると予想できます。

 うどん・そば消費量は「金額」で量を計算しています。
 当然、「自炊」の方が外食よりも安価で食事が済むのは自明のこと。
 これは、消費量をトンで算出したら秋田の方が多いなんて可能性も?

 しかし、鉄壁の「さぬきうどん」に隙はありません。
 香川のうどん屋の多くは配膳を自分でやる「セルフ店」となっています。
 「セルフ」なので値段は激安、一玉100円の店もざらなのです。

圧倒的な香川の「うどん県」ぶり

 生産量、消費量、いずれも断トツの香川は、やはり「うどん県」です。
 埼玉がその香川に挑戦しようというのは、身の程知らずといわんばかり。
 むしろ、消費量2位の秋田を先に倒してから絶対王者に挑むべきです。

 ところで、香川県民は毎日うどんを食べるというけど本当でしょうか?
 うどん・そば消費量では香川県は1世帯当たり年間1万2570円なのだとか。

 香川のうどんは安いですが、毎食100円というわけではありません。
 夏は「ざる」、冬は「しっぽく」など季節にあったうどんもあります。
 3人家族でうどんを食べたとして、1000円ほどのお会計だとすれば。

 なんだか、月に2回しかうどん屋に行かない計算になってませんか?
 切りつめても月に4~5回、それだと週一ペースだということでは?

 圧倒的な絶対王者も、噂ほどにはうどんを食べてないようです。
 朝昼晩とうどんを食べ、おやつは釜玉というのは都市伝説なのか?

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