ナレッジ ウォーカー 「時事散策」

史上最強エルニーニョ 実際の感じる良いこと、悪いこと

time 2016/01/06

史上最強エルニーニョ 実際の感じる良いこと、悪いこと

 2015年末から年初にかけて、大きなニュースがいくつも飛び込んできました。
 慰安婦問題もあれば、中東情勢もあり、北朝鮮の水爆実験まで。
 2016年も泰平な年とはならなそうです。

 さて、正月の挨拶で一番多くかわした「時事ネタ」はなんでしょうか。
 それは「冬なのに暖かい」ということではないでしょうか。
 挨拶の冒頭に時候が入るのは、ビジネスパーソンの基礎マナーですね。

 折しも、史上最強エルニーニョにより記録的な暖冬となりました。
 世界では温暖化の危機を回避しようと、「パリ協定」が採択されました。
 この記録的な暖冬の下で採択されたのも、象徴的な話です。

 ところで、実際に記録的な暖冬を体験してみて如何でしょうか。
 「寒くない冬」も悪くないと感じている方々も実際のところ多いのでは?
 記録的暖冬で感じる身近な良いこと、悪いことをニュースからまとめます。

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野菜は安くインフルエンザは流行らない?

 まず、全国的に野菜が安く、出来が大きめとなっています。
 これは暖冬による恩恵、家計を預かる奥様方も大喜びです。
 キャベツなどは例年より3割引きで取引されているのだとか。
 軽減税率で2%で揉めるよりも、毎年暖冬になって欲しいものです。

 インフルエンザの流行は年明けからというニュースもありました。
 暖冬により風邪が流行らないというのも良いニュースです。
 小さい子のいるビジネスパーソンは、子供の風邪が仕事にも影響します。
 暖冬で病気に掛からず、元気に外遊びできるなら良いことづくめです。

 雪が降らないために、ロードサービスの出動も激減しています。
 電車などの公共交通も安定して運行されているということ。
 これらは流通という観点からも非常に高い経済効果があることでしょう。
 雪が降らないということは、景観としては残念ですが良い点も多いのです。

スキー場に雪はなく冬物は売れない?

 雪が降らないことで一番影響を受けるのはスキー場です。
 いまだに開業できずに「雪待ち」しているスキー場も多くあります。
 スキー場にとっては死活問題です。

 ただ、近年はスキー熱もだいぶ冷めて客数が減っているのもあります。
 スキー場は大変でも、社会全般に影響が出る話ではなくなりました。

 衣料品店では冬物が売れずに大変なことになっているとも報じられました。
 こればかりは暖冬ゆえに仕方がないことです。
 こうしてみると、暖冬は良いことばかりで悪いことは少ないのでしょうか?

世界では洪水・竜巻と異常気象が?

 日本では暖かい上に好天が続いて、実に過ごしやすい冬となっています。
 しかし、諸外国では異常気象により大変な事態が。
 これもエルニーニョによる影響だとされています。

 南米では激しい雨により洪水が発生しました。
 南米各国合わせて16万人が避難する事態となりました。
 地元メディアは「過去50年で最悪の洪水」と報じています。

 洪水といえばイギリスも年末に大洪水に襲われました。
 イギリス北部のカーライルでは、史上最高の降雨量を記録したとか。
 アメリカでも南部が洪水による被害を受けました。
 さらには竜巻や嵐も襲来し、異常気象に晒されて被害が出ています。

 クリスマスに半袖で過ごす異常事態も報じられました。
 陽気な半袖クリスマスも嵐や水害の前では霞んでしまうというものです。

アジアも他人事ではない?

 大きな被害はアメリカ大陸と欧州に向いているようです。
 日本は好天となり、暖かいだけならこれほど快適なことはありません。
 しかし、アジアに同様の被害が出ないとも限らないので警戒は必要です。

 アジアでも韓国だけは、記録的な暖冬に戦々恐々としているかも知れません。
 2018年は平昌で冬季五輪が控えているからです。
 そのプレ大会は2017年に行われることになっています。

 平昌は降雪量が少なく、五輪開催が可能かを疑問視する声もあります。
 もし、今年がプレ大会や本大会を開催する年だったとしたら。
 目も当てられない事態になっていた可能性があります。

 これから冬らしい日々が来るのかも気になるところです。
 冬は冬らしい寒さを楽しむ、そんな余裕を持って過ごしたいものです。
 今年もナレッジウォーカーをよろしくお願いいたします。

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