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高校生の政治活動 学校へ届け出が必要? 高校生はもう大人だったのでは?

time 2015/12/21

高校生の政治活動 学校へ届け出が必要? 高校生はもう大人だったのでは?

 「高校生の校外での政治活動」について、学校への届け出をするべきか?
 毎日新聞の調査で、各自治体で対応を悩んでいることがわかりました。

 選挙権が18歳以上から与えられる「引き下げ」が来年からスタートします。
 そこで、高校生の政治活動も認められることになりました。
 しかし「校外活動」とはいえ学校が把握しなくていいのか?というのです。

 それが議論になるなら「なぜ18歳以上に引き下げたのか?」に戻らねば。
 18歳は自身で判断できる「大人」なのか、保護対象の「子供」なのか。
 他国に合わせて引き下げただけで、中身は考えていませんと言わんばかり。
 18歳から「大人」と認めたわけではなかったのでしょうか?

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これまで高校生の政治活動は禁止されていた

 高校生は政治活動してはならないことを知らなかった人も多いでしょう。
 全共闘のころ、高校生が暴力的活動に参加したことがきっかけです。
 当時の文部省は高校生による学校内外すべての政治活動を禁止しました。

 それが選挙権が18歳以上に引き下がるのに合わせて緩和されました。
 学校内での政治活動は禁止ですが、校外については容認するというものです。
 「有権者」ですから、当然の権利であると言えます。

選挙権年齢の引き下げはそれだけではない

 18歳以上に「引き下げ」が議論になるのは選挙権だけではありません。
 「飲酒・喫煙」や「競馬・競輪」、親の同意のない結婚など。
 18歳以上は「大人」と認めるかという議論だったはずです。

 ⇒成人年齢18歳へ引き下げで出来ること 選挙権だけの話ではない?

 それが、校外活動まで学校が把握しなければならいとは。
 それはつまり、「大人」として認めていないということ。
 これでは、そもそも「選挙権を与えるな」という話に戻ってしまいます。

 然るべき権利を与え、その代わりに然るべき義務を負う。
 そうでなければ、ただの「特権期間」が生まれるだけです。

要するに暴力的デモへの参加を禁止したいでは?

 高校生の政治活動が禁止されたきっかけも暴力的デモでした。
 現在も、SEALDsをはじめとする暴力的デモが注目を浴びています。
 要は、これに管轄内の高校生を参加させたくないというのが本音です。

 残念ながら、国会前デモではヘイトスピーチが横行していました。
 そして、バリケードを意図的に乗り越える行為も多々ありました。
 それを「国民の力」と持ち上げるメディアの声も後を絶ちません。
 そんなデモに参加して、逮捕でもされようものなら問題というわけです。

 しかし、18歳以上を「大人」とみなすのなら、そうではありません。
 「補導」ではなく「逮捕」すべきだし、高校生もその覚悟で臨む。
 それを学校が止めるというのでは、甘やかし過ぎというものでしょう。

 ただ「補導」のままなのに権利だけ拡大することは反対です。
 そこは、大人としての権利と義務をしっかりと負ってもらわねば。

左翼が喜ぶだけ?

 デモを主な政治活動とするのは左派団体だけです。
 だから、高校生が容易に理想論に捉われ巻き込まれることは想像できます。

 しかし、そこでデモに参加するのも、闇を見抜くのも自分でやること。
 それだけの能力を有していると判断されたからこそ「有権者」なのです。
 判断力が未熟な子供を「有権者」にしているわけではないのですから。

 18歳を過ぎたら過保護は不要です。
 そういうことを決めたのが「選挙権18歳以上」への引き下げなのですから。

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