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男性用セーラー服が人気? セーラー服とブレザーの差はなに?

time 2015/12/07

男性用セーラー服が人気? セーラー服とブレザーの差はなに?

 男性用セーラー服が大人気で注目を浴びています。
 10月に発売した男性用セーラー服「ボクセラ」は発売2日で完売したとか。
 しかも、10~50代女性の69.4%が「女装肯定派」という調査結果まで。

 これにネットでは調査結果を裏付けるような反応が続出しています。
 「元々がセーラー服は男性用だから」
 「一周まわったってことか?」

 セーラー服は元々が男性用のしかも軍服でした。
 ところで、学生服の双璧・ブレザーも実は軍服だって知っていました?
 セーラー服とブレザーは元は同じ海軍服なのに、差はつくばかり?

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セーラー服が軍服から婦人服になるまでの経緯は?

 セーラー服は1830年以降に登場した、水夫の甲板衣でした。
 1857年に乗組員の制服を揃えるのが流行し、英国海軍に採用されました。

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 初期の襟は円形だったが、男性が繕うのに簡単なように方形になったとか。
 特徴的な襟は「立てて集音効果を出すため」とされますが諸説あるようです。
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 セーラー服の胸元が開いているのは、海に落ちたときすぐに服を破るため。
 スカーフは手ぬぐい代わりに使うためのものだとされています。

 さすがは軍服、デザインには実用的な理由があります。
 このデザインをヴィクトリア女王が気に行ったことから話が変わります。

 セーラー服が気に入った女王は、王子たちにセーラー服を着せます。
 「ロイヤルファッション」を庶民が真似るのは昔から変わりません。
 セーラー服は子供服として大流行します。
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 その後、フランスで女性ファッションとして流行します。
 ボーイッシュ・ブームに乗って、世界中へ拡散し定着していきました。
 元は軍服とはいえ、女性ファッションとして100年以上の歴史があります。

フォーマルな方面に進んだブレザーも元は海軍服

 セーラー服が英国海軍に採用されるきっかけとなった揃いの制服の流行。
 そのひとつが「ブレザー」でした。

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 こちらは元はポーランド騎兵の制服で、セーラー服より起源は古いです。
 英国海軍はフロックコートを将校用制服として採用していました。
 その丈を短くしたものを士官候補生用制服としたのが「ブレザー」です。
 語源は、揃いの制服として採用した軍艦が「ブレザー号」だったからです。

 こちらはセーラー服のような子供服化、婦人服化は起こりませんでした。
 セーラー服が水夫用制服なのに対し、ブレザーは将校用制服です。
 やはり、フォーマル度の違いが扱いの違いになったのでしょう。

日本で学生服となった両者の明暗は?

 起源は異なるも、同じ海軍制服というルートを辿ったセーラー服とブレザー。
 日本の学生服という狭い世界では、並び立つ双璧となっています。

 ちなみに、社会人男性はセーラー服とブレザー、どちらが好きなのか?
 マイナビウーマンの調査では、54%がセーラー服、46%がブレザーです。

 両者並び立つも、わずかにセーラー服が優勢といったところです。
 となると、男性用セーラーの次に来るのは、男性用ブレザー?
 それってただのビジネススーツですね。

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 それにしても、男性用セーラーはなぜスカートなのか。
 「男性用セーラー」を名乗るなら、そこはダメでしょう。
 世界中の水兵の方々に謝るべきです! 

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