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流行語大賞に多数の疑問の声 審査員はどんな人なのか?

time 2015/12/02

流行語大賞に多数の疑問の声 審査員はどんな人なのか?

 2015年の流行語大賞に「トリプルスリー」と「爆買い」が選ばれました。
 またトップ10が発表され、政治関連から3つが選ばれました。

 ところが、この結果にネットを中心に疑問の声が多数沸き上がります。
 まず、一番は「トリプルスリー」って何?という声です。

 「トリプルスリー」は新語ではありません。
 それを多くの人が知らないということは流行語でもないということ。
 いったい「ユーキャン新語・流行語大賞」とは何なのか?という疑問です。

 また候補選出時から政治色が強く、偏向していると批判されていました。
 「アベ政治を許さない」がトップ10入りしたことで、疑問が強まります。
 新語なのか?流行語なのか?審査員の政治指向を反映しただけなのでは?

 流行語大賞の選考委員が誰なのでしょうか?
 どのような主義主張を持っているのでしょうか?

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流行語大賞とトップ10

 まずは、流行語大賞とトップ10を紹介します。

 大賞
 ・トリプルスリー
 ・爆買い

 トップ10
 ・アベ政治を許さない
 ・安心して下さい、穿いてますよ
 ・一億総活躍社会
 ・エンブレム
 ・五郎丸(ポーズ)
 ・SEALDs
 ・ドローン
 ・まいにち、修造!

 それぞれの言葉の意味はこちらを参照ください。
 ⇒2015流行語大賞候補50語が発表 そのすべてを解説!
 ⇒2015流行語大賞候補50語が発表 そのすべてを解説!その2
 ⇒2015流行語大賞候補50語が発表 そのすべてを解説!その3

選考委員の皆さま方

 流行語大賞の選考委員会は7人で構成されています。

鳥越俊太郎(ジャーナリスト)

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 鳥越氏は元毎日新聞記者で選考委員会の委員長を務めています。
 鳥越氏はいわゆるバリバリの左翼ジャーナリストです。
 「マスコミ九条の会」の呼びかけ人も務めています。

 「米軍基地があるから日本が攻撃目標になった」と発言しています。
 軍備放棄すれば敵は攻めてこない、の九条絶対論者の思想です。

 ちなみに、民主党から都知事選出馬の打診を受けたことがあります。
 健康上の理由で辞退するも、前向きだったそうです。
 政治指向として「反自民」色が強すぎるのは自明のことです。

 そんな彼が、安保法制を進めた安倍政治を許すはずがありません。
 そして、彼は流行語大賞選考委員の委員長です。
 もっとも発言権が強い人だということです

 政治色の強さ、偏向していると批判の矢面に立つのも当然のこと。
 むしろ確信犯だとみて間違いないでしょう。

姜尚中(東京大学名誉教授)

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 政治学で東京大学名誉教授になっている方で、在日韓国人二世。
 ナショナリズム批判の著書を多く出しています。

 「マガジン9条」というウェブサイトの発起人を務めました。
 サイトの内容は推して知るべし。
 安倍政治の支持者であるはずがありません。

 また、東アジア共同体構想を支持しています。
 しかも、中心はソウルにすべきという。
 全般的に非常に朝鮮よりの思想ですが、出自からすれば当然です。

 鳥越氏と並んで、ずいぶんと偏った思想の人を選考委員としたものです。

俵万智(歌人)

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 「サラダ記念日」で社会現象を起こした有名人です。
 歌人としての評価は高く、「言葉」の評価担当として選ばれたのでしょう。
 ちなみに、自民党新憲法起草委員会で前文の執筆者候補に挙がったことも。

 仙台在住だった俵氏は東日本大震災の直後に石垣島に移住しています。
 その理由は、原発事故の放射能被害から子供を守るためです。
 政府の「原発は安全」という説明を疑問視しています。

 それだけで原発推進派の自民党を否定的に見ているとはいえません。
 事故当時は民主党政権ですし。
 政治指向を強く公にしている方ではありません。

室井滋(女優)

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 「やっぱり猫が好き」にブレイクした女優さんです。
 ドラマに映画にと多くの作品に出演しています。
 ちなみに、「耳をすませば」の主人公 月島 雫の母親の声も。

 政治指向は強く公にしていません。
 彼女が選考委員である理由は、芸能枠なのでしょうか。
 それにしては、芸人のフレーズばかりが挙がる流行語に向いてないような。

やくみつる(マンガ家)

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 数々の問題発言で有名なマンガ家です。
 野球や相撲にも造詣は深く、さまざまなところで問題発言をしています。
 ちなみに、マンガは「カズシゲくん」など野球風刺が多いです。

 安倍首相の風刺漫画を描くなど、政府に批判的な活動を行っています。
 ただ、だからといって野党や左翼に肯定的という訳ではありません。
 マンガ家が時の政権を風刺するのは、右左と関係なく行われることです。

 ただ、長期政権となれば同じ政権を批判的に見続けることになります。
 それが審査に影響した点は否めないでしょう。

 表彰式で「決して政治的な意図がある訳ではない」と反論しました。
 その言葉を額面通りに受け取った人はどれだけいるのでしょうか。

清水均(「現代用語の基礎知識」編集長)

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 こちらは流行語大賞の仕掛け人です。いわば主催者。
 選考委員に加わっていますが強く主張する立場ではないでしょう。
 それでは、外部から選考委員を招聘した理由がありませんから。

 逆に、極度の偏向的な判断を回避するためのバランサー的存在。
 それが機能しているかは結果を見てどう感じるかです。

的外れに終わった流行語大賞だった?

 今年の流行語大賞は大賞のインパクトが弱すぎです。
 候補が発表された時の方が盛り上がりました。

 2014年も政治用語から「集団的自衛権」が選ばれました。
 「ダメよ~ダメダメ」と並べると、政治的になると批判されました。

 今年は、政治用語を例年よりも多く候補に挙げました。
 しかし、大賞はスポーツと経済から選出しました。
 批判を避けたとみられても仕方ない上に、批判は避けられませんでした。

 そもそも「トリプルスリー」がどれだけ流行していたのでしょうか。
 選考委員で野球に造詣があるのは、やくみつる氏くらいなもの。
 この選考委員の選考は、流行語を決めるのに相応しいのでしょうか。

 今年は流行語大賞の価値が問われる、分岐点になるかも知れません。

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