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東京五輪の金メダル16個が目標 実現の可能性はどれくらい?

time 2015/11/20

東京五輪の金メダル16個が目標 実現の可能性はどれくらい?

 政府は東京五輪の金メダル獲得目標を16個以上としました。
 16個というのは過去最多タイの獲得数になります。
 過去21大会で、04年のアテネ五輪と、64年の東京五輪の2回だけです。

 直近5大会でも金メダルが10個以上だったのはアテネ五輪だけ。
 五輪は4年ごとですから、それより前だと選手が親世代になってしまいます。

 目標としては過去最高タイというのは悪くありませんが。
 果たして、実現の可能性はどれほどかデータを見てましょう。

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飛び交う「高過ぎる目標」に決着か?

 東京五輪のメダル目標については招致決定からすぐに話が上がりました。
 日本オリンピック委員会(JOC)は「金メダル獲得数世界3位」を掲げました。

 これを受け、遠藤五輪担当相は「金30個、合計80個」をぶち上げます。
 「世界3位」を達成するために逆算したメダル数です。

 日本の過去最高の倍近い数ですから、とんでもなく高いハードルです。
 前回のロンドン五輪では7個ですから、4倍以上になります。

 スポーツ強化費を国から引っ張るために誇張したためとみられています。
 しかし、現場はその無理難題に随分と翻弄されたという話もあります。
 今回の「16個」で混乱が収束し、競技に集中できることを願います。

「空手」など日本有利の条件はあるけれど?

 東京五輪では日本のメダルが期待される「野球」が追加される見込みです。
 しかし、金メダルが保証されるほど飛びぬけて強いわけではありません。
 「空手」もありますが、K-1などを見たところ日本人最強とは言えません。

 サーフィンは海のない国もあることを考えれば日本は有利です。
 しかし、金メダルラッシュといけるかは未知数です。
 スケボーもボルダリングも。勝てそうだから追加競技にしたのでしょうけど。

 スポーツのグローバル化が進んだ現在で、開催地有利はあるのでしょうか。
 その点から分析してみましょう。

開催地有利は現在でも有効か?

 過去5大会の開催国とメダル獲得数の推移です。

 medaru

 どの国も、自国開催の大会では好成績を収めています。
 メダル獲得順位でも、高位となっています。
 開催地有利は今も生きているのは間違いなさそうです。

 イギリスは、直前大会から金メダルが10個増です。
 オーストラリアは直前大会から7個増です。
 ちょっと、中国とアメリカは個数が桁違いなので置いておきます。

 日本としては、次回のリオ五輪で10個の金メダルを取ることができるならば。
 その次の東京五輪で+6個で合計16個の金メダルが視野に入ってきます。

リオ五輪の金メダル目標は、なんと14個!

 東京五輪のメダル目標に先立ち、リオ五輪の目標も発表されています。
 金メダル14個という目標です。
 ロンドン大会から倍増ですから、倍々で増やす計画でしょうか。

 個々の競技の事情までは分析しませんが、無理ではない数でしょうか。
 なかなかの「チャレンジ」ではないかと思いますが。
 でも、目標に届かない10~12個取れたなら、東京五輪は大いに期待できます。

目標は低く設定すると失礼?

 あるスポーツコメンテーターの発言がありました。
 「メダル予想を少なめにするのは選手に失礼だ」というものです。

 数字ではなく、誰と誰が金メダルを見込めるという話になります。
 すると、少なめ予想は特定の誰かが金メダルを取れないと予想すること。
 それが失礼だから、メダル予想は多め多めになっていくわけです。
 その結果が、一時的とはいえ金メダル30個、合計80個だったのでしょうか。

 サッカーでは本田選手の「目標は優勝」が取り沙汰されました。
 ブラジルW杯の結果は惨敗続きの未勝利予選敗退でした。
 それを受け、煽ったメディアにも批判が相次ぎました。

 高い目標は驕り、低い目標は失礼、目標設定は難しいものです。

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