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写真で見る レッドリスト最新版に加わった仲間たち マンボウ他

time 2015/11/20

写真で見る レッドリスト最新版に加わった仲間たち マンボウ他

 マンボウや日本固有のアユモドキが絶滅危惧種に指定されました。
 国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト最新版の発表によるものです。

 マンボウは「危急」、アユモドキは「深刻な危機」とされました。
 他にもアマミイシカワガエル(奄美大島)、ヤンバルテナガコガネ(沖縄)が新たに絶滅危惧種に加わりました。
 
 さて、国際自然保護連合とはどんな組織なのでしょう。
 レッドリストとは、最近は色々なところで聞く気もしますが?
 新たに加わった絶滅危惧種とはどんな生き物?

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レッドリストは国際自然保護連合だけではない?

 レッドリストとは「絶滅の恐れのある野生生物のリスト」のこと。
 レッドリストは日本の環境省も作成しており、IUCNに準拠しています。
 水産庁は水生生物に特化したレッドリストを作成しています。
 他にも、NGOや学会や地方自治体でも作成されたものがあります。

 その中で、最も国際的に影響力があるのがIUCNのレッドリストになります。
 国際自然保護連合(IUCN)はスイスにある国際的自然保護団体です。
 2014年には、マグロが絶滅危惧種に加わり注目を集めました。
 IUCNのレッドリストには高い影響力があるのです。

 自然保護団体というと、グリーンピースが有名です。
 グリーンピースはレッドリストを作成していません。
 グリーンピースの発表にはIUCNのレッドリストが引用されることがあります。

絶滅危惧種のカテゴリーは?

 絶滅危惧種のカテゴリーは絶滅危惧種を3レベルに分類しています。
 絶滅危惧種の下には、「準絶滅危惧」「低懸念」と続きます。

 ・絶滅危惧ⅠA類(CR) 「深刻な危機」
 ・絶滅危惧ⅠB類(EN) 「危機」
 ・絶滅危惧Ⅱ類 (VU)  「危急」

 アユモドキは2ヶ所の生息域しか確認されておりません。
 それも、サッカー場の建設予定地となっており「深刻な危機」とされました。

 ちなみに、サッカー場とは京都スタジアム(仮称)です。
 京都パープルサンガのホームスタジアムとなるべく招致活動を行っています。
 また、ラグビーW杯の会場としても誘致活動を行っています。

 アユモドキは人工の生息域を設けて保護に努めるとしています。
 しかし、日本魚類学会などは「効果が期待できない」と否定的です。

絶滅危惧種はどんな生き物?

マンボウ

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 マンボウは有名ですが、その割に謎が多い魚とされています。
 のんびり浮いている印象ですが、かなり速く泳げるそうです。
 魚なのにまぶたがあって、しかも横に開閉します。
 まぶたがあるので、死ぬと目を閉じるのだとか。

 表面はコラーゲン層だというのも有名な話です。
 稚魚を見ると、コラーゲン的なのがなんとなくわかります。
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アユモドキ

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 京都と岡山にしか生息していない日本固有種です。
 これが、日本の淡水魚の起源を調べる重要な手掛かりとなる種なのだとか。
 そのため、学術的には重要度、注目度が高いのだそうです。

 岡山では「あもず、きすうお」と呼ぶそうです。
 岡山の小学校では飼育活動が行われ、水族館での飼育も盛んです。

アマミイシカワガエル

 環境省のレッドリストでは2012年から絶滅危惧種ⅠB類とされています。
 その美しい容姿は「日本で一番きれいなカエル」との評価も。
 ラテン語による学名は「Odorrana splendida(金色に輝くカエル)」です。

 長く沖縄に生息するイシカワガエルと同種とされてきました。
 それが2011年に新種であると判定されました。
 新種登録されて、すぐに絶滅危惧種になったということです。

ヤンバルテナガコガネ

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 日本最大の甲虫で、体長は6.5cm、前脚は8cmにもなります。
 かぶと虫よりも一回り大きいサイズです。
 サイズもあってか、マニアには数十万円で売れるのだとか。

 もちろん、採取も飼育も禁止されており、密猟しか手段がありません。
 しかし、生息域は米軍基地の敷地で、ハブの生息域と重なるとか。
 数十万円では割に合わない危険度です。

死に過ぎといわれるマンボウは絶滅してしまう?

 アマミイシカワガエルは新種登録してすぐに環境省の絶滅危惧種。
 ヤンバルテナガコガネも発見されてすぐに環境省の絶滅危惧種。
 そういうのは悲哀を感じますが、繁栄から絶滅へ向かうのは責任を感じます。

 アユモドキは琵琶湖にもいましたが、食用に乱獲された過去があります。
 マンボウは、、、謎です。

 マンボウはジャンプで死に、日向ぼっこで死に、びっくりして死ぬとか。
 マンボウは愛らしい容姿からキャラクターとしても使われています。
 マンボウが絶滅したら、ショックを受ける人は多そうです。
 一応、近年の分析ではそこまで死に過ぎではないそうですが。

 世界は「大量絶滅期」に入っているという説もありますから。
 絶滅危惧種は減るより増える方が多くなっていくのでしょう。

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