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野党再編に加わりたい? 参議院選のもうひとつの焦点は政党残留争い

time 2015/11/18

野党再編に加わりたい? 参議院選のもうひとつの焦点は政党残留争い

 野党再編が遅々として進まず、先の見えない状況になってきました。
 民主党は、共産党との国民連合政府構想で、党分裂の危機に晒される。
 また、維新の党との連携にも、維新が狙う新党構想と噛み合わず。

 野党再編、野党結集の声は大きいのに、具体的な未来は描かれていません。
 年が明ければ通常国会が召集されます。
 今週末の大阪W選が過ぎたら、年内中には固めたいところですが。

 そんな野党再編に、名前は出ずとも一喜一憂しているのは弱小政党。
 政党要件の国会議員5人を割れば、政治団体へと「格下げ」になるのです。
 野党再編に乗れなければ、残留争いも過酷な戦いになるのは必至です。

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残留争いをするのは4つの政党

 現在、国会議員がちょうど5人の政党は4つあります。
 いずれも、参議院議員を抱えており、次回の改選対象者がいます。

 ちなみに、敢えて批判的な記述を行っています。
 これは「落選行動」は選挙活動に当たらないという公選法のためです。
 応援してしまうと選挙活動になってしまうので、その点はご理解ください。

社民党

 日本社会党を継承する歴史ある政党。
 改選となるのは、吉田忠智党首、福島瑞穂元党首の2人。
 いずれも比例区です。
 
 党内のNo1、No2ですから比例票で当選が見込まれます。
 逆に、どちらかでも党の求心力がなくなったことを意味します。
 社民党の強みは固定票。支持者が離れていなければよいですが。

生活の党と山本太郎となかまたち

 小沢代表が民主党を割って作った政党で、山本太郎氏が加わっています。
 2014年末の衆院選で議員が4名に減ったため、「降格危機」にありました。
 そこで、山本太郎氏を加え、党名も変え、共同代表にし、残留したのです。

 改選となるのは、やわらちゃんこと谷亮子副代表と主濱了副代表。
 役職ばかりなのは、そもそもが国会議員は5名しかいないから。
 全員が執行部であり、党の重役です。

 2010年は谷亮子氏は、選手から政界へ転身し注目を集めていました。
 6年経った次回も、そのネームバリューは活かせるのでしょうか。
 主濱了氏の選挙区は岩手県。小沢代表のお膝元ですから、乗り切れるか?

次世代の党

 日本維新の会から石原グループが離脱して作った政党。
 当の石原氏は衆院選で落選して、政界を引退してしまいました。
 自民党に近いとされ、野党再編には加わらない見込み。

 改選は比例の江口克彦氏と鳥取県の浜田和幸氏。
 全員が参議院議員なので、ここを乗り切れば3年は安泰なのですが。
 入党、離党が激しく、結党以来まったく安泰だったことはありません。

 もし、野党再編が成功し参院選で自民党が議席を減らしたならば。
 参院議席数増加のために、自民党と次世代の党は合流もあるかも知れません。
 そういう意味では、野党再編に注目しているでしょう。

日本を元気にする会

 みんなの党が解党し残された議員で結成された政党。
 経済人で公正され、経済政策に強いという特色を持つ政党。
 ちなみに、アントニオ猪木氏が所属しているが、次回改選ではありません。

 改選は、東京都の松田公太代表、比例の山田太郎氏。
 党のNo1、No2ですから落選したとなるとソフト的にも党存続の危機です。

 TPPで経済政策が焦点になるこれからは、残って欲しい人達です。
 でも、政党としては残らなくてもいいですけど。

参院選前から戦いは始まっている?

 政党であるか政治団体であるかには、大きな違いがあります。
 その一番は政党助成金の交付です。
 交付のタイミングは4月、7月、10月、12月の年4回。
 このタイミングで国会議員が5名以上を維持しなければなりません。

 次回の参院選は7月と見られています。
 12月、4月の交付時期に離党者が出れば、政界は大きく動きます。

 民主党や共産党など大野党ばかりでなく、小野党にも目を向けてください。
 そこには、絶対に負けられない戦いがあるのです。

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