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民主解党論は収束?前原氏の「乱」にもならないただの独断専行?

time 2015/11/16

民主解党論は収束?前原氏の「乱」にもならないただの独断専行?

 民主・前原氏が細野氏、維新・江田氏と解党で合意した件。
 岡田代表は否定的、保守系議員から賛同者も現れず、早々に収束傾向です。

 当初は福島県議選を見据え、執行部が火消しに奔走という見方もありました。
 しかし、一向に賛同者は現れず、保守系議員の動きはありません。
 前原グループ、細野グループの議員はどうしたのでしょう。

 執行部は混乱を招いたとして細野氏に謝罪するよう指示する始末。
 説得も懐柔もなく、部下を叱る上司のような姿です。
 「民主解党か?」という盛り上がりは一瞬だけで終わるのでしょうか。

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賞味期限が切れていた?前原氏の威光

 通常、他党の重役と協議して合意するのだから根回しはあるもの。
 ましてや維新の党は、解党して新党結成を前から主張していました。
 その件で合意するつもりで会合に臨んだと見るのが普通です。

 根回しなしで臨んだのであれば、勝算はあったのでしょうか。
 前原氏だけなら思想信条を貫いたとも取れます。
 しかし、細野氏は失敗すれば失うものも多く、勝算を立てて臨んだはず。

 となれば、岡田氏への解党要請が通ると見込んでいたはず。
 その背景には、党内に解党を望む声が多いことを把握していたから。
 世間が「民主解党か?」と騒ぎになるくらいですから、有権者の声を大事にする政治家がその雰囲気を察していないはずがありません。

 しかし、蓋を開けてみれば批判どころか相手にされない状態。
 恐らくは、細野氏が見込んだのは保守派の重鎮、前原氏の威光でしょう。
 前原氏が主導するのだから保守系議員は追随するだろうと。
 しかし、残念ながらムーブメントはどこにも起きませんでした。

 こうなると、大事にするほど細野氏の立場は悪くなります。
 目がないなら早々に撤退して再起を図る方向に向かうと思われます。

怪気炎の前原氏は「安保法容認」を主張

 渦中の前原氏は「本気で政権を取る」として安保法容認姿勢を示しました。
 米国との関係を考えれば、安保法廃止は現実路線ではないということです。

 その言に一理ありますが、なぜ法案成立前にそれを言わないのか。
 民主党に属する以上は、党議拘束があり反対に廻るのは理解できます。
 しかし、「廃止ではなく見直し」というなら対案を出す動きができたはず。

 民主党を離党した松本元外相は、安保法案の対案提示を求めていました。
 それが細野氏にあしらわれて、離党に繋がったという話もあります。
 前原氏にそこまでの気概があるのが問われるところです。

 結局、求心力のなさが「乱」にもらない現状になったとも言えます。

離党の覚悟はあるのか?

 通常、執行部に「解党」を要請するのであればそれなりの覚悟がいるもの。
 政治生命を掛けろとは言いませんが、「通らなければ離党する」はあるはず。

 福島県議選も終わり、執行部にも話す時間が出来たこれからが本当の勝負。
 民主党解党なるか?解党失敗で民主分裂、前原・細野新党なるか?
 その場合は、維新の党はどちらに合流するのかなどいろいろありそうです。

 ただ、離党する気概もなしに「言うだけ番長」なら論外です。
 前原氏の威光が完全に失墜するだけの茶番劇で終わりでしょう。

 ちなみに、○○の乱で一番有名なのは「加藤の乱」です。
 有名なのは、不信任投票に向かう加藤氏を側近が止めるシーンです。
 「加藤先生は大将なんだから!」といって側近が泣きながら止めるのです。

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 この側近は、現在の自民党幹事長の谷垣氏です。
 自民党野党時代とはいえ、党代表まで務めた人です。
 前原氏が沈んでも、細野氏は10年後に花開くかも知れません。

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