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2015流行語大賞候補50語が発表 そのすべてを解説!その2

time 2015/11/11

2015流行語大賞候補50語が発表 そのすべてを解説!その2

 年末恒例のユーキャン新語・流行語大賞の候補が発表されました。
 毎年「知らない」「使ったことない」という流行語が多いと感じませんか?
 そんな方々へ、候補50語をすべてざっくり解説します。

 ⇒このページは2ページ目です。最初のページはこちら。

sponsored link 22.I AM KENJI

 年初にイスラム国に拘束された後藤健二氏への祈りを込めたメッセージ。
 「I AM KENJI」の言葉を掲げる行為は、海外へも広がった。
 残念ながらメッセージは届かず、後藤氏は公開処刑されてしましました。
 この言葉を「流行語」とするのは、如何なものか。
 もう少し、真面目な企画で取り扱ってほしいなと個人的には思う。

23.I am not ABE

 後藤健二氏の人質事件で、安倍首相を批判する言葉として登場した。
 元経産省の古賀氏が報ステで発言したことで物議を醸し出した。
 後の安保関連法案の反対デモなどにも使用され長期的に使用された。
 この英文は意味的に本当に安倍批判になっているのかは不明。

24.粛々と

 菅官房長官が普天間飛行場の移設問題で「粛々と進める」と繰り返し発言。
 扇長沖縄知事が「粛々とは上から目線」と発言して広まった。
 そのため本体の意味とは違って、批判的な意味で普及した。
 「粛々と」は政治家が昔からよく使う言葉で、新しい言葉ではない。

25.切れ目のない対応

 安保関連法案の必要性を説明する中で用いられた言葉。
 これまでのPKO特措法などは「特別措置」で永続性がない。
 恒久法である安保関連法案であれば「切れ目のない対応」が可能とした。
 ビジネスシーンで使いやすい言葉ではあるが、流行したの?

26.存立危機事態

 安保関連法案の集団的自衛権行使の新3要件のひとつ。
 「日本と密接な関係にある他国が武力攻撃され、日本の存立が脅かされる明白な危険がある事態」のこと。
 どのようなケースが存立危機事態に当たるかで、国会は大揉めした。
 安保関連法案が「戦争法案」であるか否かの要だが、理解度は低い模様。

27.駆けつけ警護

 自衛隊が離れた場所の他国部隊や国連職員が襲撃された場合に救援する任務。
 安保関連法案の争点のひとつで、認めるか否かが議論された。
 駆けつけ警護が出来ないと、国際社会は信頼しないとして民主党も賛成した。
 しかし、自衛隊の役割が拡大するのを嫌う勢力は反対していた。

28.国民の理解が深まっていない

 安保関連法案の成立前後で登場した言葉。
 最終盤に至っては、安倍首相もこの言葉を口にした。
 ただ、国民の理解が深まっていない原因は野党側にあるとする論もある。
 「一般国民」と言わないところは、さすが政治家である。

29.レッテル貼り

 安保関連法案に反対する勢力が「戦争法案」と呼ぶことを主に指す。
 戦争アレルギーの日本人を喚起することに成功した会心の戦術。
 レッテル貼りに煽られて、話も出てない徴兵制に反対する人も登場。
 安倍首相は答弁の中で何度も「レッテル貼りはやめて」と繰り返した。
 個人的には衆愚政治につながる最低の手段だと思う。

30.テロに屈しない

 イスラム国の人質拉致事件で、安倍首相が何度も繰り返した言葉。
 世界中の対テロの共通認識であり、オリジナリティのある言葉ではない。
 ただ、人質は助けないと受け取ることもでき、物議を醸した。
 批判する側の有効な対案というのを見たことはない。

31.早く質問しろよ

 安倍首相が民主・辻本議員に飛ばしたヤジ。
 批判を受けて安倍首相は陳謝した。
 辻本議員が持論を長々と展開していつまでも質問しないことが発端。
 国会でヤジは普通にあることで、首相だから問題化した。
 品格や矜持といった話で謝罪する必要性にも賛否があった。

32.アベ政治を許さない

 安保関連法案をめぐる中で、反対派が掲げたメッセージのひとつ。
 俳人の金子兜太氏が書いた文字が、コピーされて使われた。
 安倍がなぜカタカナなのかは不明だが、馬鹿にする意図があるともされる。
 政策批判ではなく、個人批判ではないかという批判もある。
 これが流行語候補でいいなら「佐野る」も良いのでは?と思ってしまう。

33.戦争法案

 安保関連法案を反対派が呼ぶときの名称。
 多くの人を勘違いさせることに成功した。
 おかげで反対デモも賛成デモも「戦争反対」と同じ主張をする異常事態へ。
 その影響力はここ数年で最強だったと思う。

34.自民党、感じ悪いよね

 安保関連法案の採決後に、野党議員が掲げたプラカードに書かれた言葉。
 論理的でなく極めて感情的なメッセージであることに批判が噴出した。
 しかし、その後の反対デモで多く用いられ、末長く使われるフレーズとなる。
 なお、プラカードは議場に捨てられ、野党の印象も悪くなったそうな。

35.シールズ(SEALDs)

 「自由と民主主義のための学生緊急行動」という学生団体の略称。
 国会デモで注目を浴びた学生達といえば、だいたいわかると思われる。
 若者世代の代表とされるが、同世代からの支持は低く、支持者は高齢者。
 新3要件も知らないノリで集まった若者がほとんどという調査結果もある。

36.とりま、廃案

 「とりま」とは「とりあえず、まあ」のこと。それに「廃案」を付けた。
 安保関連法案の反対デモで掲げられたメッセージのひとつ。
 主にSEALDsなど若者世代が使用した。

37.大阪都構想

 橋本氏を中心に維新の党が推進していた、大阪を都にする構想。
 大阪府と大阪市の二重行政を改善するための政策だった。
 言葉自体は2010年から使われたが、今年は勝負の住民投票が行われた。
 結果は反対多数、これにより橋本氏は政界引退を表明する。
 なお、反対派の都構想不要論の根拠とされた大阪会議は早くも瓦解した。

38.マイナンバー

 マイナンバー制度のこと。今年法案が成立し10月から配布が始まった。
 身分証にもなり民間との連携も積極的に図る方針で利便性が高まる見込み。
 その半面、なりすましや情報漏洩が懸念されており、混乱は続いている。
 住基ネットのようにならなければよいけれど。

39.下流老人

 生活保護基準相当で暮らす高齢者及びその恐れがある高齢者のこと。
 藤田孝典氏が出版した「下流老人」の著書名から普及した。
 老人向けではなく、年金崩壊を控えた壮年向けの言葉となっている。
 「老後破産」などと合わせて使われることが多い。

 ⇒「政治」系はここまで。次からは「経済」系の流行語です。

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