ナレッジ ウォーカー 「時事散策」

南極大陸の氷が増加していた? 海氷ではなく陸氷という驚きの事実!

time 2015/11/05

南極大陸の氷が増加していた? 海氷ではなく陸氷という驚きの事実!

 南極大陸の氷は溶けるより増える方が多いという研究結果が発表されました。
 NASAが人工衛星から南極氷床の高さを測定して導き出しました。

 これまで温暖化により南極の氷は溶ける方が多いとされてきました。
 海氷が増えていることは報告されていましが、陸氷の増加は初めて。
 海面上昇に影響するのは陸氷なので、驚きの事実となっています。

 しかし、海面上昇が起きているのもまた事実。
 地球でいったい何が起きているのか?他の可能性は何か?

sponsored link
陸氷が増えているなら海面上昇は起きない?

 南極の氷には海を浮遊する海氷と、大陸上に存在する陸氷があります。
 これまで海氷の量は増えているという研究結果が発表されてきました。
 原因としてはオゾン層破壊による冷却効果とみられています。

 しかし、陸氷は溶け出す方が多くそれが海面上昇の原因とされてきました。
 海氷は海に浮遊する氷ですから、溶けても海面上昇は起きません。
 南極大陸の陸上に積み上がった氷が溶ることで、海面上昇が起きるのです。

 北極の氷が問題視されないのは、そこに大陸がないから。
 陸氷が溶け出すかが問題であって、海氷は溶けても問題ないのです。

 つまり、南極の陸氷が溶け出すことが海面上昇の理由ではないということ。
 それでは、海面上昇の原因は何なのか。

氷の増加が温暖化の否定とはならない?

 南極の陸氷増加をもって温暖化を否定するのは尚早です。
 海面上昇はここ100年で20cmほど増えています。
 また、気温は観測史上最高を更新し、4000年ぶりとの暑さともされました。

 巨大な陸氷はグリーンランドにもあります。
 グリーンランド氷床の溶け方が予想以上である可能性も否定できません。
 南極でも、西部では減少量が多く、東部では増加量が多くなっています。

 そもそも海面上昇の最大の原因は海水の熱膨張にあるという説もあります。
 赤道付近でも海水温度が上昇し膨張すれば、海面上昇は起きるということ。
 現在も猛威を奮っているエルニーニョ現象は海面水温が高くなる現象です。
 従来の説より、海水の熱膨張の影響が大きいということもありえます。

長い目で見ると氷は溶けて海面上昇は起きる?

 南極の氷は増加傾向にあるとはいえ、増加量は減少しています。
 そのため、20年後には逆転して減少傾向になると予想されています。

 もっと長い目でみれば、現在は間氷期です。
 間氷期は地球気温が高くなり、氷床は溶け海面の水位は高くなります。
 紀元前4000年には、今より4mも海面が高く平野部は海でした。

 海面上昇を即座に地球温暖化に結び付けるのは気が早いです。
 それは賛成派も否定派も同じこと。

 気温は上がっている、海面は上昇している、氷は増えている。
 この答えはどこにあるのでしょう。

sponsored link

down

コメントする