ナレッジ ウォーカー 「時事散策」

民主党がSEALDsとの連携に意欲 現実路線か?危険な賭けか?

time 2015/10/28

民主党がSEALDsとの連携に意欲 現実路線か?危険な賭けか?

 民主・岡田代表はSEALDSとの連携を継続していく意向を示しました。
 安保法制反対の旗頭となったSELALDsと、共闘路線を維持する狙いです。

 一躍名を馳せたSEALDsの国会前デモには野党党首が日参していました。
 もちろん民主・岡田代表もそのひとりでした。
 これからもSEALDsの安保法制反対デモがあれば加わって演説するのでしょう。

 SEALDsは若者代表とはいえごく一握りの人達。
 ネット上ではSEALDsに対する風当たりは強いまま。
 参院選の追い風にしたいのでしょうが、目論見どおりにいくのでしょうか?

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ネット上では批判の多いSEALDsは追い風になるか?

 SEALDsを大きな視点でみれば、若者が政治に物申す象徴的存在となりました。
 10代から20代という若さ、そのほとんどは支持政党を持たない人達。
 その勢いは政治に興味を持たなかった若者も取りこんで拡大しています。

 しかしネット上ではSEALDsの批判があふれています。
 テレビや新聞などのメディアがSELADsの良い点ばかりを取り上げるからこそ、ネットが不公平感から批判的な雰囲気になるのは自然の流れです。

 しかし、SELADsを小さな視点でみれば批判に当たるものもまた多いです。
 SEALDsは共産党系の支援を受けているのではないかという疑惑もあります。

 SEALDsは「個の集まり」を掲げており、個人レベルで共産党支持者がいてもそれは問題ない。
 幹部が共産党事務所からデモの道具を借りても、「個人の付き合い」なら批判に当たらない。
 朝日新聞に巨大広告を掲示し、その費用数百万も「個人が支援を受けた」のなら問題はない。

 ただ、ここまで揃うと「組織的な支援を受けているのか?」と疑惑が出ても仕方がありません。
 それらを承知でSEALDsとの連携継続を、民主党は選んだわけです。

 ネット上に積極的に書きこみをする人達は30代~40代が多いとされます。
 民主党は10代~20代のSEALDsに接近することで30代~40代から距離を置かれる可能性を考えてみるべきではないでしょうか。

若者ゆえの脇の甘さは「若気の至り」で許されるか?

 SEALDsを持て囃す報道の多さは、若者の多数が支持している印象を受けます。
 しかし、彼らを遠巻きに眺めて冷めた目で見ている若者がいるのも事実。
 SEALDsのデモに参加した、あるいは参加したい若者は数%に過ぎません。

 大きな視点であれば若者が政治に興味を持つのはいいことです。
 しかし、小さな視点で見るとその振る舞いは「若気の至り」を逸脱しています。

 自分達の主張に反対する人にSNSで罵詈雑言を投げかける。
 「臓器を売る母」などインパクトが強いだけの嘘を真実のように話す。
 さらには、SEALDsの遠巻きみ見る若者にも罵詈雑言を投げかけます。

 その様は「ヘイトスピーチ」というのが相応しい。
 それが若者の代表、若者の政治に物申す象徴の、SEALDsのメンバーです。

 また、安保法制に反対しながら法案の中身を知らない若者が多すぎです。
 巨大権力に立ち向かう俺、かっこいい。
 ファッションでSELADsに迎合しているとしか思えない若者の多さたるや。

 しかし、テレビや新聞はそういった視点からの報道はほとんどありません。
 それでも若者なのだからと、大人の目線で許しているのでしょうか。
 「ヘイトスピーチ」は老若男女に関わらず許さないのが筋なのでは?

 これらの行動は、距離を置く若者達がSEALDsに近付く可能性を排除します。
 つまり、世代人口の数%でしかないSEALDsとその応援者は、これ以上の規模拡大の可能性を自分達で排除してしまっているということです。

 SEALDsに蜜月の共産、社民はともかく、民主党はこのままいくのでしょうか?

後がない民主党はすがるしかない?

 民主党側にもSEALDsと組みたい事情があります。
 これからしばらくは、「経済政策」が中心になっていきます。
 その中核である消費税増税は、そもそも民主・野田政権時代に決めたこと。
 それを民主党が否定するのは、筋が通りません。

 他に、盛り上がりを見せるのは沖縄の基地問題です。
 しかし、沖縄のごたごたの元凶は民主・鳩山首相の「最低でも県外」発言。
 こちらも民主党は、大声を上げて批判できるものではないのです

 年末に注目を集めるのは大阪のW選挙ですが、主役は「おおさか維新の党」
 対抗は自民党を軸に各党が連携するので民主党の存在感は示せません。

 さらに、先日の宮城県議選でも共産が議席を伸ばして注目を浴びました。
 震災の被災地である宮城では、民主・菅政権への反発があるのも確か。
 民主党は議席を減らして、ここでも存在感を示せませんでした。

 何を持ち出してもブーメランのごとく民主政権時代のツケが廻ってきます。
 頼みの綱は、安保法制反対しかありません。
 SEALDsを担がないことには、さらに共産党に持っていかれてしまいます。

最悪のシナリオ「SEALDsこけたら皆こけた」はあるか?

 しかし、当のSEALDsが多くの批判とともにあるのも確か。
 それも政策面の批判ではなく、モラルや知識の不足という批判です。

 SELADsへの依存を高め、彼らを担ぎあげ、選挙の旗印にする。
 そこで、SEALDsへの批判が噴出して一気に民意が離れる。
 そうなれば、自民党の議席を大幅に伸ばすことになります。

 自民党支持者も、議席の8割以上を自民党で占めることは望まないでしょう。
 健全な議論が行われるためには、反対意見を言う人も必要です。
 いまのところ、最大野党の民主党にはその期待が集まっています。
 理想論ばかりを語る共産党や社民党とは、必要性が異なっています。

 現実路線だから政権交代の一翼を担うことができる。
 国民連合政府に党員から反発があるのも、それが根底にあるからです。
 共産党と差別化を図るのなら、SEALDsへの接近は危険なの賭けなのでは?

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コメント

  • Unevaieblble how well-written and informative this was.

    by Cornelia €2016年6月19日 19:32

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