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アルコール噴き出す「ラブジョイ彗星」の3つのトリビア

time 2015/10/25

アルコール噴き出す「ラブジョイ彗星」の3つのトリビア

 NASAはラブジョイ彗星のガスにアルコールが含まれることを発表しました。
 噴き出す量は、太陽接近時で毎秒ワインボトル500本分。
 NASAは「ラブジョイ(愛と喜び)の名に相応しい」とコメントしました。

 アルコールを噴き出す彗星とは神秘的です。
 もしも地球の重力圏まで近付いたら、アルコールの雨が降ったのでしょうか。
 傘を差しても酔っ払いそうな話です。

 ラブジョイ彗星は、2015年1月7日に地球へ最接近しています。
 近いといっても約7000万キロの彼方。さすがにアルコールは届きません。
 約7000万キロというと、地球と火星の最短距離くらいですから。

 次にラブジョイ彗星が地球に接近するのは、8000年後だとか。
 それまでアルコールが尽きないといいですが。

 そんな飲み屋のネタにもってこいの「ラブジョイ彗星」
 トリビアを3つ紹介します。

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愛と喜びの「ラブジョイ彗星」は発見者の名前だった?

 「ラブジョイ」は愛と喜びから取ったのではありません。
 発見者、テリー・ラブジョイ(Terry Lovejoy)の名から取られています。

 天体は発見者が名前を付けることができます。
 「ラブジョイ」なんて、楽しげな名前を付けたものだと思いがちですが。。。
 発見者の名前だとは、さぞかし楽しげな人なのでしょう。

 ラブジョイ氏はアマチュア天文家だそうです。
 アマチュア天文家の中では知られた名前だそうで。
 一度聴いたら忘れなそうな名前ではあります。

「ラブジョイ彗星」は5つあり他の彗星も有名?

 ラブジョイ氏はこれまで5つの彗星を発見しています。
 そして、そのすべてに「ラブジョイ彗星」と名付けています。
 アルコールを噴出しているのは2014年に発見された「C/2014 Q2」です。

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 ラブジョイ彗星たちの中で、3番目に発見された彗星は注目を浴びました。
 3番目に発見した「C/2011 W3」はサングレーザーでした。
 サングレーザーとは太陽の極めて近くを通過する彗星のことです。
 そのため、小さい彗星は蒸発してしまうケースが多いです。

 3番目のラブジョイ彗星も蒸発してしまうと考えられていました。
 しかし、太陽最接近を耐え大彗星になったのでした。
 南半球でしか見えないため、日本では大きな話題にならなかったようです。

「ラブジョイ小惑星」もある?

 ラブジョイ彗星だけでなく、ラブジョイ小惑星もあります。
 これは、ラブジョイ氏が発見したものではありません。

 ゴードン・J・ギャラッドが2000年に発見し「ラブジョイ」と名付けました。
 愛と喜びを意味したわけでなく、ラブジョイ氏の名前から取ったのです。

 ラブジョイ氏は天体写真のためのデジカメ改造法を普及させていました。
 この技術でアマチュア天文家の多くが写真撮影技術を向上させたそうです。
 ギャラッド氏はラブジョイ氏の功績を称えて、小惑星に名をつけたのです。

 ラブジョイの名を冠する天体は5つの彗星に1つの小惑星があるのです。

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