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国民連合政府の首相は民主党もOK 志位氏はいよいよ平成の坂本龍馬になるのか?

time 2015/10/20

国民連合政府の首相は民主党もOK 志位氏はいよいよ平成の坂本龍馬になるのか?

 国民連合政府を目指す共産党・志位代表は、もし国民連合政府による連立政権が成った場合の首相指名は「第一党が首班を担うことが一般的だ」と発言しました。

 これまで共産党は常に自党党首を首相指名することを貫いてきました。
 過去には野党共闘で民主党代表を推したこともありますが、それは連立外。
 今回は自党が連立政権の一員であっても、他党党首を推すことの表明です。

 これまでも志位氏の国民連合政府への熱い思いは伝わってきました。
 呼びかけ人である自身は裏方でも良いと表明しても驚きません。

 かつて幕末に薩長同盟を成立させた坂本龍馬。
 自身は討幕後の政府には名を連ねないつもりでした。
 いよいよ、志位氏は平成の坂本龍馬となるのか?

 幕末の景色になぞらえると、今の景色がとても楽しく見えてきます。

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敵対関係にあった民主・共産同盟は成るか?

 薩長同盟は当時の人達からすれば「ありえない」こと。
 当然、互いに「同盟などできるか!」と否定する勢力がありました。
 また、坂本龍馬を怪しい扇動者として「斬る」という者まで。

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 共産党の志位氏は、野党の二大勢力の一角である共産党の代表。
 薩長に例えれば、長州の志士の頭目・桂小五郎の立場。
 そして、薩長同盟を画策する坂本龍馬の立場も兼ねています。

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 民主党が野党のもう一角。
 薩長に例えれば薩摩で、岡田代表はさながら西郷隆盛です。

 薩長には「同盟など絶対にできない」と反発する仲間たちがいました。
 長州as共産党では志位氏の指導力の高さか、そのような声はありません。
 しかし、薩摩as民主党では旧体制の中枢メンバーが反発しています。

 両党は党是も政策も何もかもが異なります。
 民主党は野党の中では、実はかなり自民党よりの方針を打ち出しています。
 対して共産党は筋金入りの左派。同盟などあるはずがないのです。

 と、幕末の庶民も、幕府の要人たちも考えていたでしょう。
 それが成立したからこそ「歴史的事件」になったわけです。

 すべては討幕という目的のためのものでした。

共産党が政権を取るなど想像もできない?

 共産党はかつてはテロまがいの暴力活動を行っていました。
 何度かの大転換を経て今に至りますが、「共産」の名は捨てていません。
 暴力革命は放棄しましたが、共産主義革命を目指す政党に変わりありません。

 暴力活動を知る高齢者からすれば共産党政権などありえません。
 共産党が30代から一番多くの支持を得ているのも、その証左です。
 そして、現在の日本で高齢者を敵に回して選挙で勝てる政党はありません。

 かつて長州も多くのテロ行為を目論見、会津や新撰組と闘いになりました。
 祇園祭の最中に京都を放火して廻り、混乱したところで天皇を拉致する計画を立てましたが、新撰組によって阻止されました。これが有名な「池田屋事件」です。

 さらには「蛤御門の変」を起こします。
 これは、大坂夏の陣以来250年ぶりの大規模武力衝突で、京都を追放された長州が権力を取り戻そうとした戦いです。これ以降、長州は「朝敵」となります。

 そんな長州が幕府を倒して、日本の支配者になると誰が予想したでしょう。
 長州が幕府に代わり、日本の支配者になることを望む人がいたでしょうか。

 それでも、長州は薩摩と組んで明治政府の要職を占めるのです。
 それが日本の歴史なのです。

 ちなみに、当時のほとんどの人が佐幕でした。
 尊王派は少数派であり、特に東日本では水戸以外はほぼ皆無でした。
 経過を順に見ていくと、結果が信じられないのが明治維新です。

大政奉還した徳川慶喜は誰になるのか?

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 大政奉還とは、幕府が政治権限をすべて朝廷に返すことです。
 討幕が盛り上がった中、坂本龍馬の苦心により大政奉還がなります。

 これにより、徳川家は幕府の旗を降ろしひとつの藩に戻ります。
 幕府がなくなったので武力での「討幕」は必要がなくなりました。
 坂本龍馬が戦争回避のために打った、ウルトラCの大技です。

 幕末では残念ながら直後に坂本龍馬は暗殺されます。
 そして、旧幕府勢力を「朝敵」として戦争は続いていくことになります。

 大政奉還は現代でいえば、解散総選挙が近いイメージです。
 このまま国民連合政府の気運が高まれば、与党は追い詰められていきます。
 徳川慶喜を演じるのは安倍首相か、ポスト安倍と名高い石破氏か。

幕末にたとえるとわくわくしてこない?

 まだまだ登場人物を幕末の偉人に当てはめることができます。
 自民党と連立している公明党は会津藩の役回りでしょうか。
 すると、国民連合政府の現実味が増せば、公明党から新撰組的な勢力が登場するかも知れません。

 幕府を支援したフランスと、薩長を支援したイギリス。
 自民党を支援するのはアメリカで、国民連合政府は中国になりますか。
 英仏は当時の世界最強を争った2国、米中は現代の2大勢力です。

 この「平成維新」がどう進むのか、今後に期待です。

 「平成維新」とかくと維新の党や大阪維新の党と紛らわしいですね。
 残念ながら、維新の党は完全に脇役。天狗党くらいでどうでしょう。

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