ナレッジ ウォーカー 「時事散策」

ベトナム人女性が朴大統領に謝罪要求 訪米大失敗で朴統領が正念場?

time 2015/10/17

ベトナム人女性が朴大統領に謝罪要求 訪米大失敗で朴統領が正念場?

 訪米中の韓国・朴槿恵大統領に在米ベトナム団体が謝罪を要求しました。
 ベトナム人女性達は、ベトナム戦争時に韓国軍から性的暴行を受けました。
 いわゆるライダイハン問題が、米国を舞台に持ち込まれた形です。

 朴槿恵大統領は日韓首脳会談で従軍慰安婦問題の進展を求めたばかり。
 「戦時の女性に対する人道的な罪」で、自身が責められる立場となりました。

 安倍首相が訪米で国賓級の扱いを受けたのに、近習平主席は冷遇されました。
 そして、朴槿恵大統領もまた冷遇されていると日々報じられています。

 訪米で成果を出せず、さらに謝罪要求を受け、状況は芳しくありません。
 レームダック化の危機が再び朴槿恵大統領を襲うのか?

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朴槿恵大統領の訪米は思惑が外れた?

 朴槿恵大統領にとって、訪米は高い期待をもって行われたはずです。
 中国と米国の間でバランスを取るというのが韓国の外交方針です。

 軍事パレード参加や中韓FTA締結で、中国と良好な関係を築きました。
 軍事パレードではプーチン露大統領と並んで国賓級の扱いを受けました。

 米国とも良好な関係を構築することができればバランサーは成功です。
 中国も米国も韓国を大事にして、存在価値を高めることができるのです。

 しかし、待っていたのは米国高官達の冷遇でした。

踏んだり蹴ったりの訪米となるかも?

 軍事面では次世代戦闘機の技術提供を拒否されています。
 重要な軍事情報が韓国経由で中国へ流出するのを懸念したのでしょう。
 同様に、目玉と見られた宇宙開発の連携も芳しくありません。

 韓国は2013年に初めてロケット打ち上げに成功氏ばかり。
 宇宙に賭ける情熱や期待はとても高いです。
 しかし、ロケット技術は軍事転用してミサイル技術に繋がります。
 やはり、情報流出を懸念したと思われます。

 さらに、出遅れていたTPPへの加入に前向きな姿勢を示します。
 ただ、TPPが壮絶な会議を繰り返す間、韓国は中韓FTAを優先しました。
 そのため、妥結前に参加を打診したときは断られています。
 TPP参加国が国内調整に入る今の段階で、進展は見込めるとは思えません。

 そして、訪米に伴って米政府の高官3人が日韓関係修復を要求します。
 これは首脳会談で告げ口外交をやめろという圧力です。
 そして、「いい加減、日韓関係をなんとかしろ」ということでしょう。

 朴大統領はここまで米国で冷遇されると思っていなかったのでしょう。
 「米国に譲歩して」3年ぶりの日韓首脳会談の話を持ち出しました。
 「慰安婦問題で進展があれば」と条件を付けることも忘れません。

 そこに、在米ベトナム女性から韓国軍の集団暴行の訴えです。
 米国の日韓関係改善圧力を上手に捌いて、韓国優位な首脳会談にするつもりが、「人道的な罪」を強調するほど自分の首が締まる状態になってしまいました。

 もはや訪米の成果は何もない。むしろマイナスしかない。
 踏んだり蹴ったりというのが朴大統領の気持ちではないでしょうか。

ライダイハン問題は慰安婦より根が深い?

 慰安婦問題は根拠とされた記事が朝日新聞の捏造とされ、強制動員された証拠はなくなり、残された根拠は当事者の自白のみとなりました。
 それも曖昧だったり時期が誤っていたり、時代背景にそぐわなかったり。

 それに比べてライダイハン問題は遥かに根が深いです。
 その理由は3つ。

 1.慰安婦は避妊していたが、韓国軍の性的暴行はライダイハンを生んだ。
 2.被害者の年齢は60代と若いし、ライダイハンは後世まで子孫が残る。
 3.韓国軍の慰安婦がいたベトナム韓国軍慰安所に話が及ぶ可能性がある。

 これを以て、日本軍の慰安婦問題がどうこうするわけではありません。
 ただ、韓国は「歴史を直視せよ」と日本に正すなら、まずは自身を正すことが求めらることになりました。

 韓国にとってこれまで積み上げてきた対日カードが弱体化する危機です。
 朴大統領は「米中二股外交」が芳しい成果を上げないとなれば、反日で成果を得るしかありません。
 その最強カードだった慰安婦問題が、切りづらくなってしまいました。

もしかして韓国は滅亡の危機?

 訪米失敗を点として見れば、過去にも何度かあった米韓の軋轢です。
 しかし、今回は中国へ急接近した直後に米国へ接近しようとして失敗。
 実はこれ、韓国建国以来の初めてのことです。

 韓国は建国以来、朝鮮戦争もあり米国の手厚い庇護を受けてきました。
 軍事面は当然、経済面では西側諸国に組した日本が支援しています。

 在韓米軍問題などで米韓関係が冷めた時期もありました。
 しかし、中韓が蜜月関係を築いた上に、米韓が関係悪化するのは初のこと。
 しかも、常に配慮を重ねてきた日本が、韓国無視を決め込んでいます。
 ついでに韓流もすっかり下火だし自国内は経済が崩壊寸前です。

 韓国にとっての主要な外国は、日米中に北朝鮮。
 中国以外は韓国と距離を置くか敵対しているという状況です。
 国内も不況とあれば、頼れる先は中国しかありません。

 中国は日本の政府にもスパイを多く送り込んでいると言われています。
 当然、韓国政府にも同様に送り込んでいるはずです。
 となれば、これだけ状況が揃えばどうとでも料理できるでしょう。

 次期大統領は現国連事務総長の潘基文氏が有力と言われています。
 もしかしたら、対抗馬として親中路線の候補が立つかも知れません。
 その候補は実は中国共産党員で、韓国は中国の傀儡になるなんてことも。

 韓国が近年躍進したとはいえ、列強に囲まれた小国なのは変わりません。
 世界のGDPトップ3を相手に大立ち回りしようというのが厳しいのかも。
 半島国家の事大主義からの脱却は、本当に難しいことだとお察しします。

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