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「沈没船」の伝説 2014年~2015年の4つの大発見

time 2015/10/15

「沈没船」の伝説 2014年~2015年の4つの大発見

 2014年9月、カナダで最も有名な沈没船「エレバス号」がみつかりました。
 北極海調査のフランクリン探検隊が乗る「エレバス号」は、1847年に海氷に閉じ込められ放棄されました。

 エレバス号の調査は夏季になるため今夏にようやく本格化しました。
 遺品や遺物が回収され、今後数年かけて調査は行われる予定です。

 エレバス号はカナダでは「伝説の沈没船」とされ、小説や歌にもなりました。
 生存者がいないため、遭難時の詳細は不明な点が多いとされています。
 僚船の「テラー号」はまだみつかっておらず、伝説は続いています。

 最近になって「伝説の沈没船」が発見されるニュースが増えました。
 2014年後半以降にみつかった4つの「沈没船」伝説を紹介します。

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2014年9月 フランクリン探検隊のエレバス号

 1847年の放棄から150年以上も捜索が続けられ、未発見だったエレバス号。
 カナダの研究チームが2014年9月に、北極海で発見しました。

 船は船尾を除いてほぼ無傷で残っており、船倉の調査が期待されています。
 フランクリン探検隊は、当時最新の銀板写真を搭載しており、写真や調査票本がみつかる可能性があります。

 残念ながら財宝は積んでいませんが、写真などは歴史的遺産になるとともに、新たな発見があるかも知れません。

 日本では馴染みのないフランクリン探検隊ですが、カナダでは伝説の探検隊。
 フランクリンは意外な人物にも影響を与えています。

 1800年代に行われた捜索で、フランクリンのノートが発見されました。
 そのノートは「フランクリン探検記」として出版されます。
 この本に影響を受けたのが、人類初の南極点到達を果たし、後に北極点到達も果たした探検家アムンゼンです。

 犬を連れたアムンゼンと馬を連れたスコットの南極点到達競争は有名です。
 偉大な探検家の記録は、後の世にしっかりと引き継がれていったわけです。

2015年1月 伝説の超合金オリハルコン

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 2600年前にシチリア近海で沈没した船から金属塊が発見されました。
 その金属は伝説の「オリハルコン」に酷似していたというのです。

 「オリハルコン」はアトランティス伝説に登場する幻の金属です。
 成分には諸説ありますが、真鍮のような合金とされています。
 発見された金属塊の成分はそれにぴたりと嵌るというのです。

 オリハルコンはプラトンによれば「金の次ぐ価値」とされています。
 残念ながら、硬さ、輝き、神秘性などといった特徴はないようです。
 「赤い光で輝く」そうですが、真鍮の反射がそう見えるだけなのやも。

 日本では、テレビゲームの影響で最強の武器の代名詞ともなっています。
 実際は、オリハルコンの剣は「はがねの剣」より攻撃力が低そうです。

 幽霊の正体見たり枯れ尾花。
 伝説は伝説のままであって欲しいものもありますね。

2015年3月 日本帝国海軍の超弩級戦艦「武蔵」

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 日本でも大きな話題になりました、超弩級戦艦「武蔵」です。
 有名な当時世界最大の戦艦だった「大和」の姉妹艦です。
 1944年にレイテ沖海戦にて撃沈されました。

 その後、武蔵捜索が行われましたが発見されず。
 70年が経って、ついにシブヤン海の水深1200mの海底で発見されました。

 いまやロストテクノロジーとなった46センチ砲など歴史的価値は高いです。
 もしも引き上げが出来れば、多くの発見もあるでしょう。

 ただ、水深1000m以上というのは暗闇と水圧の世界です。
 船体の引き揚げ作業となれば、武蔵建造に劣らぬ国家事業となります。

 武蔵の建造費は当時の国家予算の3%でした。大和と合わせると6%。
 現在の国家予算は約100兆円ですから、戦争ってのはすごいものです。

2015年5月 キャプテン・キッド

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 やはり沈没船といえば海賊、そして財宝です。
 有名な海賊に「キャプテン・キッド」がいます。

 彼は処刑される直前に「財宝を隠している」と叫びます。
 処刑人は無視して処刑してしまい、財宝の在処は謎となりました。
 それが元で「宝島」などの有名な作品が生まれました。

 そのキャプテン・キッドの「アドベンチャー・ガレー」号と思われる船がマダガスカルで発見されました。

 まだ確定ではないようですが、すでに50キロの銀塊が発見されています。
 発見者は「まだ、たくさんの財宝が沈んでいる」と話しているそうです

 ついに財宝伝説に終止符を打つか?今後に期待です。

 調査技術の向上が著しいためで、今後も多くの「伝説」がみつかりそうです。
 東ローマの船がみつかれば謎とされる「ギリシャの火」が解明されるかも。
 歴史的発見があるかも知れないと思うと、楽しみです。

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