ナレッジ ウォーカー 「時事散策」

TPPで批判の嵐 米国でも批判の嵐? 一番肯定的なのはTPP不参加の韓国?

time 2015/10/07

TPPで批判の嵐 米国でも批判の嵐? 一番肯定的なのはTPP不参加の韓国?

 TPP大筋合意というニュースが日本中を騒がせました。
 「詳細はこれから」という報道が多い中、ネットでは批判するコメントで盛り上がっています。

 「アメリカのいいなり」「聖域とはなんだったのか」
 では、当のアメリカはTPP大筋合意に歓喜しているのでしょうか?

 そして一斉に大手新聞が「TPP大筋合意」を書き立てた、韓国。
 不参加の韓国でTPP参加がいまさら叫ばれるている?

sponsored link
アメリカでは「痛ましいほど不十分」と痛烈批判?

 日本では「アメリカのいいなり」とまで言われるTPPの大筋合意。
 では、TPPを主導してきたアメリカはTPP合意を歓迎しているのでしょうか。

TPP合意を検証=譲歩に不満も-米議会
時事ドットコム 2015/10/06

議会からは「米国の過度の譲歩」に不満も漏れており、批准手続きに影響する可能性もある。

通商政策を統括する上院財政委員会のハッチ委員長(共和党)は5日の声明で、TPP合意は「残念ながら痛ましいほど不十分だ」と表明。

 TPPは国家間の大筋合意を迎え、続いては国内の議会に場が移ります。
 どの国も議会の承認が得られなければ、TPP参加は確定しないのです。

 アメリカの連邦議会は、主導したTPP合意で歓喜に沸いておりません。
 「過度の譲歩」「痛ましいほど不十分」と交渉結果に不満がありあり。

 アメリカはカナダの乳製品市場開放などを優先事項としており、何が「過度の譲歩」かは測りかねますが、TPP全体としては賞賛より批判が上回っているようです。

 日本もアメリカも不満、TPPの二大国がこれでは妥結した意味はあるのか?

韓国ではTPP不参加に不満?TPPに参加せよの大合唱!

 TPPに乗り遅れたお隣の韓国ではTPP大筋合意け各紙が一面で扱いました。
 いわく、「韓国も参加を急げ」「TPP参加で成長率低下に歯止めを」

 韓国は、中韓FTAの合意に集中していました。
 当時は日本もTPP参加に難色を示しており、重視していなかったのです。

 しかし、日本がTPP参加を正式表明すると状況は一転します。
 日本と韓国は輸出品目が多く被っている国ですから、日本だけがTPPに加われば環太平洋圏では日本有利が確立されてしまいます。

 韓国もTPP参加表明を目指して交渉を始めますが出遅れました。
 今年4月に正式にTPP参加を打診しますが、米国に断られます。

 各国は選挙を見据えて時期的にギリギリの交渉をしていました。
 参加国を増やして調整に時間が掛ける余裕はなかったのです。

 TPPが対中国の戦略であることも反対の理由と見られています。
 韓国は、中韓FTA、AIIB参加と、中国寄りの姿勢を明確にしています。

 ところが中国経済は崩壊が懸念され、韓国経済も後退しつつあります。
 アジアのバランサーはバランスを見誤ったと慌てているわけです。

TPP大筋合意でどの国が歓喜しているのか?

 日本とアメリカ、場外の韓国などどの国もTPPで不満がいっぱい。
 どの国がTPP大筋合意を喜んでいるのでしょうか。

 カナダは10月19日の総選挙を見据え4000億円の農家支援策を発表しました。
 来年にはオーストラリアでも総選挙があります。
 米国でも大統領選、日本でも参院選がありTPPが争点になるとみられます。

 評価は国内政策も含めてされるもの。
 各国ともTPPの内容を踏まえ、選挙前に国内政策を打ち出していくはずです。
 来年の後半には、その国が歓喜しているのかがわかるかも知れません。

sponsored link

down

コメントする






sponsored link

カテゴリー

アーカイブ