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野球賭博発覚で野球くじ導入断念 野球にtotoは合わない?

time 2015/10/06

野球賭博発覚で野球くじ導入断念 野球にtotoは合わない?

 プロ野球の巨人所属の福田投手が野球賭博を行っていたという事件。
 八百長はなかったといいますが、刑法の賭博罪にあたる疑いもあるとか。

 この影響を受けて、文科省が構想していた「野球くじ」も頓挫。
 下村文科相は「こういう問題があると当然対象にはもうならないでしょうし、これは本当に大ダメージですね」とtotoの対象にプロ野球を加える構想を断念するコメントを出しました。

 よもや、totoにプロ野球を加える構想があったとは?
 サッカーに比べると、格段にプロ野球は暴力団との関係が深いイメージ。
 スポンサー企業も強い権限を持っているし、野球はtotoに向いてない?

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野球賭博が芋づる式になればプロ野球衰退も?

 巨人の福田選手が野球賭博に関わり、仲介した笠原選手も謹慎処分。
 プロ野球協会の体質としては、他にも関与している選手がいないかをしっかりと調査するというよりも、早々にこの件は2人の処分で終わらせる方に動きそうです。

 野球界では過去にも野球賭博に関与した事件がありました。
 1969年の「黒い霧事件」で20人が処分、6人が永久追放となりました。

 もしも、今回の件で芋づる式に選手の野球賭博関与が発覚したら。
 巨人を中心に、複数球団に跨る大事件に発展したら。

 ただでさえ、野球人気は凋落中。
 テレビ放送もほとんどなくなった現状にトドメを刺すかも知れません。
 東京五輪で野球復活か?という明るいニュースも台無しです。

野球賭博で相撲界は人気凋落した?

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 思いだされるのは、過去に角界で野球賭博による大量解雇があったこと。
 2010年の相撲の力士が野球賭博に関わっていた事件です。

 大関など高位の力士も解雇となり、番付表は一新されました。
 当然、大相撲のレベルは大幅ダウンし力不足の番付けになりました。

 この年に横綱白鵬は歴代連勝記録2位の63連勝を記録します。
 その大記録も「大量解雇のレベルダウン」があったからこそ、と。
 そういった評価と共に語られる記録となってしまいました。

 何より、相撲人気が大きく衰えました。
 日本にスポーツ人気は野球、サッカー、相撲が三大人気でしたが、2010年の事件により相撲は3位の座をゴルフに譲ります。2014年に3位に返り咲きますが2015年はテニス人気に敗北。「不動の3位」ではなくなりました。

プロ野球はtotoには向かないのでは?

 プロ野球は暴力団関係との関連が深いイメージがあります。
 賭け麻雀で東尾氏が書類送検されたこともあります。

 そんなプロ野球をtotoに加えるというのは如何なものでしょうか。
 まだ「構想段階」だったようですが、野球が五輪種目に決まって人気が高まったところで導入しようとでも考えていたのでしょうか。

 サッカーに比べてスポンサー企業が前面に出過ぎなのも気になります。
 「くじ」であれば影響は少なさそうですが、英国のブックメーカーのような方式に変わっていくなら、裏側でのやりとりなども疑われそうです。

 日本人はそういうのを嫌いますから。
 サッカーのtotoがうまくいっているのは、クリーンなイメージが定着しているからです。

八百長疑惑となれば野球界大激震は間違いなし?

 今回の件は「八百長はなかった」というのが大きなポイントです。
 追及が行われて「八百長した」に変わったら問題は一気に大きくなります。
 しかし「八百長はなかった」のままなら、個人レベルの問題として収束して終わりそうです。

 本来の組織のリスクマネジメントとしては、この機会に徹底的に疑惑を洗い出して、同類の問題が潜在していないかを明確にし、あれば対処することです。それがスポンサーやファンへの信頼回復の近道。

 ただ、プロ野球の旧態依然の体制ではそれは期待できないでしょう。
 野球の五輪復活に影響するのは避けたいでしょうし。

 タレコミか誰かの自白でもない限り、火消しして終わりそうです。
 そして、野球界は黒いのか?という疑惑だけが残るのでしょう。

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