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ノーベル賞大村氏が務めた北里大学の学祖 北里柴三郎がすごい!

time 2015/10/06

ノーベル賞大村氏が務めた北里大学の学祖 北里柴三郎がすごい!

 ノーベル医学生理学賞を大村智・北里大特別栄誉教授が受賞することが決定し、日本中が湧きかえっています。

 1979年に発見した「エバーメクチン」は10億人を救う特効薬になったとか。
 風土病の根絶に役立つ世界規模の功績、驚きと感動を受けた方も多いでしょう。

 風土病への特効薬、北里大学特別名誉教授という役職。
 この2つから「北里柴三郎」の系譜を感じずにはいられません。

 致死率の非常に高い破傷風の治療法を確立した偉人です。
 「日本の細菌学の父」と呼ばれていました。

 日本の医学界で最も有名なのは野口英世でしょう。
 その師匠である北里柴三郎、その偉業を紹介します。

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第1回ノーベル医学生理学賞にノミネートされていた!

 北里柴三郎は160年前に誕生した人物です。
 北里は留学先で、破傷風菌抗毒素を発見し、血清療法を開発します。
 その血清療法をジフテリアに応用して、論文を発表しました。

 それが評価されて、第1回ノーベル医学生理学賞の候補者となります。
 結果は連名で論文を発表した同僚のベーリングのみが受賞となりました。

 ノーベル賞受賞は逃しましたが功績は広く認められており、欧米各国の研究所や大学から招聘依頼が相次いだそうです。
 日本の医学者が世界に名を馳せた最初のことでした。

 ノーベル医学生理学賞は大村氏で3人目。
 物理学賞(8人)や化学賞(7人)に比べれば少ないです。

 北里柴三郎が初代ノーベル医学生理学賞の受賞者であったなら、日本の医学界の発展はもっとすごいことになっていたかも知れません。

あの学校も北里柴三郎が創立者?

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 北里柴三郎は帰国すると、日本の医学界の発展に寄与します。
 帰国した北里柴三郎を支援したのは、あの福沢諭吉です。一万円札の人。

 福沢の支援で私立伝染病研究所が設立され、初代所長となります。
 後の東京大学医科学研究です。

 伝染病研究所の所長を辞した北里柴三郎は、北里研究所を設立します。
 これが後の北里大学となり、大村氏の研究の場となりました。

 福沢が死去すると恩義に報いるため慶応大学に医学部を設立しました。
 初代医学部長、初代大学病院院長とを無給で務めています。

 さらには日本医師会の初代会長も務めます。

 日本の医学部のトップをいく東大や慶応を設立した人。
 北里大学も薬学部の方が有名になっています。

 大村氏も北里大学薬学部教授でしたし、ワクチン開発に力を注いだ北里柴三郎の研究所が、薬学で名を馳せるのも当然かも知れません。

野口英世より功績は上?知名度は下の不思議!

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 北里柴三郎は日本の医学界の発展にどれだけ寄与したかお分かりでしょうか。
 野口英世ばかりが取り沙汰されますが、北里柴三郎の貢献度は遥かに上です。

 野口英世は北里の元で研究をしていた時期があり、アメリカに留学する際には北里に紹介状を書いてもらっています。
 野口英世の成功も、北里柴三郎の欧米での知名度があってのことなのです。

 これはもう「日本の医学界の父」と呼ばれても良いのでは?
 大村氏のノーベル賞受賞で、北里柴三郎が再評価されるといいのですが。

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