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東京五輪追加種目 5競技でIOCへ スケボ、サーフィンは一般人でも楽しめるのか?

time 2015/09/27

東京五輪追加種目 5競技でIOCへ スケボ、サーフィンは一般人でも楽しめるのか?

 東京五輪の追加種目を検討していた追加種目検討会議は、IOCへ提案する追加競技を5競技とすることで決定しました。

 野球・ソフト、空手、スケートボード、サーフィン、スポーツクライミングです。

 選考に残っていた、スカッシュ、ボウリング、武術は落選しました。

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 ⇒東京五輪追加種目 5競技でIOCへ 野球に空手も安心はできない?

 若年層向けに採用されたスケボー、サーフィン、そしてスポーツクライミング。

 スケボー?サーフィン?冬季のスノボと被っているような?

スケボーは五輪向けの競技ではない?

 ローラースポーツの範囲は広く、インラインスケートの短距離走やフィギュアなども行われています。その中で、五輪の候補になったのはスケボーです。

 スケボーは米国では「エックス・ゲーム」の種目として若者の人気を集めており、五輪競技に相応しいと判断したようですが、これってスノボーの流れと一緒です。

 スケボーにはハーフパイプやビッグエア、ストリートなどの競技があります。
 その中から2競技ほどが候補になる予定だとか。

 ハーフパイプやビッグエアは冬季のスノボーの競技とほぼ同じです。
 トリックはスノボーがボードを足に固定しているのに対して、スケボーは固定されていないため、スノボーよりも回転数などが少なくなります。要は見栄えがしません。

 そんな条件下でスケボーのトリック競技を選ぶかは疑問です。

 ストリートは、街の手すりや段差を模したギミックで技を決めるもの。
 世界に広く知れ渡れば、街中で何が起こるかは想像に難くありません。
 元々が、スケボーはそういう遊びから発展したものですから、紳士的にスポーツマンシップを尊重する五輪との相性はあまり良くありません。

スケボーはスノボーの二の舞となるのか?

 スケボーがスノボーに似てるのは、競技内容だけではありません。

 スノボーもまた、エックスゲームの種目として人気を博していました。
 五輪競技に採用されたときも、世界最高峰の選手は米国内の大会だけに参戦しているという声が上がりました。

 実際に米国勢が国際大会に参加してくると、それまでの国際大会優勝者は予選突破も難しいという状況に。さらに、スノボーの五輪採用を巡ったドタバタから最高峰の選手がボイコットする事態へと発展します。

 また商業ベースの大会で発展してきたスノボーの「魅せ方」は、スポーツマンシップを尊重する紳士的な五輪の気風に合わないというのもありました。

 日本代表だった国母選手の態度が問題になったこともありました。彼からすれば五輪が異常であって、いつものスノボー大会のノリだったに過ぎないわけです。

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 こうした経験を活かしてスケボーと向き合うなら良いですが、人気にあやかって寄って行っただけならスノボーの二の舞になることもありえます。

 スケボーが採用されれば「場外戦」も見ものです。

スケボーよりもトリックが地味なサーフィン?

 スケボーがスノボーより見栄えで劣るならサーフィンはもっとです。
 ジャンプして回転するのではなく、あくまで「波乗り」です。
 似た競技のようですが、まったくの別物と見るべきです。

 しかし、経験者やコアなファンだけが楽しめるというのでは、「世界的に普及していない」が理由で野球を除外する五輪のこと。どうなるかはわかりません。

 スケボーはボードと足が固定していないからこその難しさがある。
 サーフィンは波という「生き物」相手だから凄味がある。
 これらが、すでに五輪競技となっているスノボを越えるかは疑問です。

 もちろん、越える越えないの話ではありません。
 「板乗り系」として似た競技として比べていますが、別物ですから。

 商業主義の進んだ五輪が、一般人への見栄えも重視するだろうことから、どう評価されるのかが気になるというところです。

 ただ、いずれもスポーツという型に嵌めるよりは、自由でちょい悪の気風の中で育ったスポーツだけに、五輪採用が逆に自由度を下げてしまわないかという心配もあります。

 スノボーは五輪で定着すると競技人口が減ったという事実もあります。
 その原因は高得点が取れるトリックばかりを狙って「かっこよさ」を狙ったトリックが減ったからだと分析する識者もいます。

3Dの短距離走となるか?クライミングに期待!

 スポーツクライミングは日本でも遊戯施設が急速に普及してきました。
 五輪候補になるほどかは世界の状況によるでしょうが、日本としては下地が整ってきているのを感じます。

 クライミングの競技は大きく3つあるようです。
ディフィカルティ 制限時間内での到達高度を競います
スピード  ゴールまでの速さを競います
ボルダー  制限時間内でのゴールとポイントを競います

 競技は2名ずつ組になって行い、ルートの分析など協力しながら進めます。
 「登る」だけでなくルート分析など、「登る前」も注目です。

 いまや露天の公演にもボルダリング遊具はありますから、五輪競技候補の中でも最も一般人が「気軽にプレイできる」スポーツと言えるのではないでしょうか。

 「気軽にプレイできる」というのは、難しさや凄さがわかるということ。
 これは人気スポーツへと発展していきそうです。

 個人的には、クライミングが今回の選考で一番採用されて欲しいです。
 先日もCM動画が話題になりましたし、野球、空手を加えても、斬新さはぴか一です!

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