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民主岡田代表の「集団的自衛権を認めていた」はスルーされるのか?反対派それでいいの?

time 2015/09/16

民主岡田代表の「集団的自衛権を認めていた」はスルーされるのか?反対派それでいいの?

 民主党の岡田代表が過去に集団的自衛権を認めていたことが、自民党の佐藤正久議員の質問で明らかになりました。議場はヤジに包まれ審議は一時中断しました。

 当の岡田代表はその日の夜の国会前の集会に参加し集まった反対派の人達に「憲法違反のこの集団的自衛権の行使を認める法案、徹底的に審議を尽くして廃案に追い込んでいこうじゃありませんか!」と演説しました。

 弁明もなく、説明もなく、またそれを受け入れる集会の参加者。これは非常に危険な状況なのでは?

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岡田代表の「集団的自衛権を認めていた」は特大ブーメランとなるか?

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 自民党の佐藤正久氏が岡田氏の発言が掲載されたパネルを示し、岡田氏が過去に「集団的自衛権を認めていた」事実を表沙汰にしました。

民主党の岡田代表らも集団的自衛権を認めていた…ヒゲの隊長・佐藤正久氏の〝暴露〟に民主党猛反発
産経ニュース 2015.9.16 09:00

14日の参院平和安全法制特別委員会で、民主党の岡田克也代表ら歴代代表が以前、「集団的自衛権の行使を容認すべきだ」と主張していたことが明るみに出た。質問に立った自民党の佐藤正久氏が“暴露”した。民主党議員らはなぜか反発して議場はヤジに包まれ、審議は一時中断した。

岡田氏の発言が掲載された平成15年5月の読売新聞と「中央公論」17年7月号、野田佳彦元首相の著書「民主の敵」から発言を抜き出してパネルに示した。

「日本を防衛するために活動している米軍が攻撃された場合、日本に対する行為と見なし、日本が反撃する余地を残すのは十分合理性がある。今の憲法は全ての集団的自衛権の行使を認めていないとは言い切っておらず、集団的自衛権の中身を具体的に考えることで十分整合性を持って説明できる」(岡田氏、読売新聞)

佐藤氏は、前原誠司元外相や長島昭久元防衛副大臣も行使を認める立場であることも付け加えた。

 民主党議員が反発して議場がヤジに包まれたというのは、本当になぜなのでしょう。反発する相手は佐藤氏なのでしょうか?それとも?

 結局はそのまま審議は一時中断して岡田氏は何も述べることなく「うやむや」になったということでしょう。これで良いのでしょうか?

岡田代表はその日の夜に集会で普通に反対論を主張

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 岡田氏はその日の夜にまるで何もなかったかのように反対論を主張しています。

民主・岡田氏「皆さんが頼り」 共産・志位氏「みんなの力で安倍政権打倒」などなど…
産経ニュース 2015.9.16 07:30

民主党の岡田克也代表や共産党の志位和夫委員長ら野党幹部が14日夜、国会周辺で行われた安全保障関連法案に反対する集会に参加し、廃案に向けた共闘をアピールした。

「今日の委員会審議、ごらんになりましたか?議論すればするほど、おかしくなる、疑問が深まる、今日もその通りでした」

「絶対にこの憲法違反のこの集団的自衛権の行使を認める法案、徹底的に審議を尽くして廃案に追い込んでいこうじゃありませんか!」

 これは面の皮が厚いとか、そういう問題ではありません。岡田代表には安保法案に反対する野党の党首として、支持してくれる反対派の方々に向けて説明する責任があるはず。その日の夜の集会はタイミングとしても絶好の場でありながら何も言わなかった。説明の必要性を微塵も感じていないということです。

 主張が変節することは誰でもあります。立場が変わることで主張が変わることもあるでしょう。しかし、その根拠や理由を明確に説明しなければ信頼は得られません。

 民主党が野党再編の旗頭となり、安保法案反対の流れ政権交代を果たしたとすれば、岡田代表は首相に就任します。そこでまた主張が変節しないと言い切れるのでしょうか?

 与党時代と野党時代で言うことが違う。では、また与党になれば元の主張に戻るのでは?誰でも予想できることです。

 そしてそれを集会の参加者は誰も指摘しなかったのでしょうか。
 これが最も危険なことなのです。

岡田代表は銀英伝を読んで出直すべき!

 銀河英雄伝説というSF小説があります。この作品のテーマのひとつに「民主主義と独裁主義はどちらが優れた政体か」というのがあります。

 

 主人公のひとりであるヤン・ウェンリーの言葉を引用します。

政治の腐敗とは政治家が賄賂を受け取ることじゃない。それは政治家個人の腐敗に過ぎない。政治家が賄賂を受け取ってもそれを市民が非難することができない状態を政治の腐敗というんだ。

 今、岡田代表は過去に「集団的自衛権を認めていた」ことが明らかになりました。これは「悪いこと」ではありませんが、信頼を失うことです。引いては支持者への裏切りです。ところが、政治的指向を同じくする安保法案反対派の人達は岡田代表を非難しないのです。

 岡田代表を非難しない理由は何でしょう。安保法案に反対する最大野党の党首が、ここでやり玉に挙がることは反対派の勢いを削ぐことになるという判断ではないでしょうか。だから説明を求めることもなく、これ以上は騒ぎが広がらないように、黙ってスルーすることを選んだということでしょう。

 これはあくまで反対派の中だけですが「市民が非難することができない状態」に近い状況です。いずれの集団でも自浄作用が働くなれば腐敗するしかないのです。

岡田代表は速やかに説明を果たして欲しい

 反対派の勢力が弱体することは、賛成派としても望むものではありません。賛成となることを望んでいる人も、議論が浅いままで終わることを望んでいるわけではないからです。

 しかしこのままでは反対派の方々は良くても、国会内での岡田氏の発言が弱まることは避けられません。すっきりとするにはしっかりした説明が必要です。

 反対派は国会前にいる人だけではありません。「どちらかというと反対」というスタンスの方もいるわけです。そういう熱狂的ではない反対派は「かつては集団的自衛権を認めていた」岡田代表を反対派の旗印と全幅の信頼をおいて担ぎあげることができるかという話です。

 これは本当は、反対派の方々こそ徹底追及すべきことです。それがスルーとなると。所詮は「なんでも反対」というだけの集団としか見ることができません。

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コメント

  • Actually, &q&uo;despitetquot; in that sense is perfectly fine (though the usage is rarely employed anymore). The exercise of uncommon uses of common words can produce vivid prose (as in this case).

    by Dalton €2016年6月19日 18:51

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