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中国の軍事パレードに出席した潘基文国連事務総長 歴代最悪の名は伊達じゃない?

time 2015/09/01

中国の軍事パレードに出席した潘基文国連事務総長 歴代最悪の名は伊達じゃない?

 中国の軍事パレードに米国からの要請を振り切って出席した韓国の朴槿惠大統領。アジアのバランサーを目指す韓国は日本とは「反日」で距離をおきつつも中国に急接近して米国をやきもきさせています。

 ここにもう一人、韓国人の国連事務総長である潘基文(パン・ギムン)氏も出席するということで、「国連は中立であるべきだ」と日本の菅官房長官は批判しました。「武力行使」と真逆の位置にある国連の事務総長が、武力を誇示する軍事パレードに出席するとあっては、自己否定の矛盾も甚だしい。それも軍事費が不透明で世界から批難されている中国の軍事パレードですから、国連のトップにあるまじき行為です。

 実は、潘基文国連事務総長は「歴代最悪」の国連事務総長と言われて久しいのです。今年限りで任期を終えると見られる潘基文国連事務総長。その華麗な実績を3つのポイントで見ていきましょう。

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その1 世界中から受ける「無能」の評価

 潘基文国連事務総長は2007年に国連事務総長に就任し、2011年末まで務めた後に再選されて2016年末までの任期となっています。現時点では3選はないとみられています。

 彼は就任して2年が過ぎた2009年には世界から批判を浴びています。
 曰く、

行き当たりばったりに世界のあちこちを旅するいわば「偶然の旅行者」になった。遊び半分の事務総長だ。

潘は有名な哲学問答にある「誰も見ていないところで倒れた木」のようだと語った。誰も聞く者がいないなら、木は倒れる音を発しなかったのと同じだが、潘の場合も同様に、何も言っていないのに等しいというわけだ。

 米国ニューズウィーク

「国連を無意味な組織にした」 米国フォーリン・ポリシー

「歴代で最も無能」 英国エコノミスト

 翌2010年には、

「(歴代の国連事務総長の)中でも際立って無能」米国ニューズウィーク

 さらに2013年にも、

「潘基文は一体どこにいるのか」

 とまで酷評されます。

 2009年にはノルウェー大使が「やる気と学ぶ意欲に欠けている」批判、2010年には国連内部監査部のトップが名指しで「国連事務局は腐敗の道をたどっている」と批判しました。

 その理由は存在感のなさ、やることなすことが成果に結び付かないこと。大きな失敗はないが何も成し得ていないことが挙げられています。特に、自分自身で最優先課題とした「地球温暖化」については何ら進展させることができませんでした。

 地球温暖化といえば米国のアル・ゴア氏が有名です。地球温暖化で潘基文の名が浮かぶ人はまずいないのではないでしょうか。存在感がないというのはそういうことです。

 これは真偽不明の地球温暖化だけならまだしも、世界には多くの問題があります。彼の任期中にも、マルタの難民問題、スリランカの内戦、スーダン、シリア、ISIS、ロシアのクリミア併合、これらに対して国連事務総長が存在感を発揮したことがわずかでもあったでしょうか。

 国連は元来が非常に力の弱い組織です。国連そのものは調停機関であり国家間の仲立ちをするのが仕事で国連自体が経済支援をしたり武力行使をするわけではありません。だからこそ存在感を高める必要があります。能動的に活動して実績を挙げてこそ、国連の存在価値が高まり、実績の積み重ねが存在感や発言権を強め、その裏付けがあって戦争を未然に防ぐ調停を実現することができるのです。

 「何もしない」「影響力が無い」ことは国連にとっては最悪の事態です。ゆえに「無能」なのです。

その2 母国「韓国」への露骨な利益誘導

 潘基文国連事務総長は就任すると主要ポストを韓国人で占めてしまいます。これには国連内部からも反発が起きますが「極端に職員数が少なかった韓国人職員の数が増えたに過ぎない」と反論しました。2007年には娘婿を国際連合イラク支援ミッション (UNAMI) の官房長に抜擢し縁故主義もここに極まりました。

 その他にも国連の機材を優先的にサムスン製にしたり、「国連の日」のパーティで日本海を「東海」と記載したパンフを配るなどしました。

 国連事務総長は複数国からなる国際機関のトップであるがゆえに「高い中立性」が求められます。ところが、「国際的地位の低い国に対しては強気にでるも、中国のような大国に対しては何もしない」と批判されています。

 自国への利益誘導の時点で「中立性」は保てていません。そこは事務総長の仕事のやりやすさのために必要だったとしても、日韓で揉めている東海の併記を「韓国側の立場に立って支援する」などは中立性も何もありません。さらに国際的地位によって立場を変えるのはあってはならないこと。国連は円卓であるはずの前提が覆ります。

 そもそも拒否権がある時点で円卓でないのですが、ただでさえ軽視されがちな国連をさらに無価値なものにしたことは責められて然るべきです。国連にどれだけの価値があるかは、人それぞれの思いが異なる部分でしょうが、少なくとも国連という組織に属した以上は世界平和を実現できる夢の組織を目指し、それに相応しい行動を取ってもらいたいものです。

その3 日本への対応は中立からどんどん反日寄りに

 潘基文国連事務総長は就任した頃は日本通として期待されていました。盧武鉉政権が反日路線を進む中で外務大臣を務め、政府方針に沿って反日路線を進めつつも関係回復を模索していたことから、日本側の反応も悪くはありませんでした。

 その反面、先述の東海問題では中立性を損ない、慰安婦問題でも韓国サイドに立つなどの、いわゆる「世界標準ではなく、一般的な韓国人の価値観に沿った考え」を持っていました。

 そして最近になって反日的な言動が増えて「中立ではない」と批判を浴びるケースが増えてきています。2013年には韓国で日本の憲法改正の動きを問われて「正しい歴史認識」を日本政府に求め、後に釈明する事態になりました。最近は安倍談話に「(過去の反省がないと)遺憾を表明した」とされ、そして中国の軍事パレードへ参加と、国連事務総長というよりは韓国の外務大臣のような言動です。

 この理由は来年末の任期終了後に韓国大統領選に出馬するための人気集めと言われており、韓国では次期大統領の最有力候補とされています。特に日本に対して「中立」な立場では韓国国民の支持は得られませんから「反日」にシフトするのもわかります。

あまりに向いていない国連事務総長というポスト

 この方は結局のところ国連事務総長という役を演じることができないのです。一番大事な「中立性」を保つことができない時点で、国際機関のトップとしては失格です。それに加えてカリスマ性のなさ。前任のコフィー・アナン氏が反米的とされ次は親米的な事務総長を立てたいということから選ばれたと分析しているものもあります。

 蓋を開けてみれば世界標準から掛け離れた「韓国標準」を国連に適用しました。縁故主義や事大主義、公私混同などは韓国社会では当然のように行われていますが、世界では忌み嫌われる所業です。それを知ってから知らずか、外務大臣としても経験豊富な方ですから恐らくは知った上で、権力を持ったがゆえに暴走してしまったのでしょう。本当に、ポストに見合わない人を据えてしまったものです。

 それでも彼を英雄視する人達がいます。それは韓国国民です。国連事務総長を「世界大統領」と持ちあげて、これを誇りにしています。それも彼が国連事務総長の立場を使って母国に利益誘導したことを考えれば当然かも知れません。一時期の日本の国会議員のように国政で力を発揮するよりも地元にどれだけ利益誘導したかで選挙結果が決まるようなものです。

 彼が次期韓国大統領になったら世界の首脳たちはどう思うのでしょう。それよりもまだ1年以上残っている任期中に大規模な国際紛争が起きても国連は当てに出来ないという方が問題でしたね。もう終わった気になってしまいました。

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コメント

  • Toodchuwn! That’s a really cool way of putting it!

    by Jayne €2016年6月19日 17:56

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