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安倍首相談話を発表 その2 安倍談話は受入れられるか?

time 2015/08/15

安倍首相談話を発表 その2 安倍談話は受入れられるか?

 「侵略」「植民地」「お詫び」
 安倍談話では争点となった文言はすべて使用されました。

 しかし、「侵略」「植民地」の主語は「世界」でした。
 そして「お詫び」と「反省」は歴代内閣の立場を継承するという内容。

 安倍談話の本当の戦いはこれからです。

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 ⇒安倍首相談話を発表 その1 争点となった文言は使われたか?

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全体に見える「未来志向」は戦後レジームの脱却となるか?

 「植民地支配」と「侵略」を世界共通認識での悪事として根絶を目指す。
 「お詫び」を重ねるのでなく歴代内閣の立場を継承する。
 見えてくるのは、過去を振り返るより、未来をどうするかということです。

 もちろん、過去の戦争を反省することは大事なことです。
 しかし、同時に未来をどう構築していくかも大事なことです。

 今まで過去の比重が非常に大きい状況で、それをどうにかしなければ未来を
どうすべきかを考えてはいけないという風潮でした。
 それを、未来に比重を置いて進んでいきましょうという転換です。

 この談話を以て日本の戦後は終わりを迎えるのでしょうか。
 そのためには、談話発表後にこそ本当の戦いがあります。

安倍談話は受け入れられるか?

 安倍談話が戦後脱却となるかは2つのポイントがあります。
 まず1つは、安倍談話が受け入れられるかどうかです。
 それも、中韓ではなく国内でどうかが重要です。

 批判の嵐となれば国民意識として浸透しない可能性があります。
 すでに村山元首相などは苦言を呈しております。
 安保法制の騒ぎを見ても、すんなりとはいかないことは明白です。

 しかし、反安倍を掲げる方々は声は大きいですが絶対多数ではありません。
 安保法制に反対でも安倍談話は受け入れられる層もいるでしょう。
 この辺りは、これから数日の動きで大きく変わるでしょう。

 2つ目は、今後は「村山談話」ではなく上書きした「安倍談話」が普通に
使われるようになるのか?ということです。

 「村山談話」の10年後に出た「小泉談話」があります。
 これは「村山談話」を上書きする談話ですから、「先の戦争の政府見解」は
「小泉談話」を継承しているのです。

 ところがメディアでは今でも「村山談話」が政府見解のように扱われます。
 これは本当は間違いで「小泉談話」が政府見解なのです。

 「安倍談話」が「村山談話」に替わる存在になれるかどうかです。
 そのときに「安倍談話」の本当の価値が発揮されるはずです。

 少なくとも次期政権が「村山談話を継承するか?」という質問をされたら、
「安倍談話を継承する」とはっきり答えて欲しいものです。

テレビ局ではチェック表で使用文言をチェック!

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 TBSとフジテレビでは文言チェック表が使われました。
 チェック対象は「植民地支配」「侵略」「お詫び」「反省」の4つでした。

 こういうのを見ると、談話全体は関係なく文言だけを取り上げているように
見えてしまいます。
 文言だけを見れば、パーフェクトにすべて使用されていました。

 使用した文言をもって「良し」とするのか、文面の解釈に踏み込むのか。
 各メディア、周辺国はどう反応するのでしょう。

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