ナレッジ ウォーカー 「時事散策」

サッカー東アジアカップ2015 開幕前にこれまでのおさらい!

time 2015/07/31

サッカー東アジアカップ2015 開幕前にこれまでのおさらい!

 いよいよ8月1日より東アジアカップ決勝ラウンドが始まります。
 今年は6回目の開催です。

 日本は前回大会で優勝していますが、実はそれが初優勝です。
 2位が3回、3位が1回という結果です。

 国際Aマッチデーに試合が行われないため、海外組の招集が難しい状況であり、
実質新戦力探しに使われる大会になっているため、注目度は高くありません。

 それでも「年内不敗」を謳ったハリルジャパンには是非優勝してもらいたい。
 そんな東アジアカップ決勝ラウンド、開幕前におさらいしましょう。

sponsored link
日本が優勝した2013

 ブラジルW杯の1年前に開催された東アジアカップ。
 海外組が招集できないため国内の新戦力発掘に利用されました。

 当時、ザックジャパンはメンバーが固定されていると批判を浴びていました。
 直前に開催されたコンフェデ杯は予選敗退で、敗因を問われていた頃です。
 新戦力の発掘は急務とされていました。

 ここで、多くを国内組で編成した日本代表は躍進します。
 初戦の中国戦は引き分けるものの、続く豪州を接戦の末に撃破。
 最終戦は開催国の韓国と対戦して、勝利して優勝を決めました。

 得点王は柿谷曜一朗、大会MVPは山口螢。

2013からブラジルW杯へ

 2013の東アジアカップは代表入りをアピールする若手たちの舞台でした。
 柿谷、山口、大迫、青山、森重、斎藤と6人がW杯メンバーに加わります。

 逆に落選したのは、ハーフナー、細貝、中村憲剛、高橋、前田、乾。
 それまでの中心的存在だった前田やベテラン中村憲剛が外れています。
 大改革と言ってもいい変化でした。

 しかし、この6人が代表へ定着したかは何とも言えない状況です。
 2015年も代表で試合に出ているのは、大迫、青山、森重の3人。
 
 東アジアカップ2015のメンバーに選出されたのは、森重、山口。
 海外組になった大迫、柿谷は招集されていません。

 今大会の注目は宇佐美や柴崎とする報道も多いです。
 この新陳代謝の高さは、本来のあるべき代表の姿なのかも知れません。

W杯直前に開催された2010

 2回前の大会は2010年2月に開催されました。
 わずか4ヵ月後に南アW杯が迫っており、海外組は呼べない状況ですが、
ベストに近いメンバーを組んで臨んでいます。

 長友(東京)、内田(鹿島)、岡崎(清水)、香川(セ大阪)、川島(川崎)
と今では海外組として日本代表の中核を担うメンバーが連なっています。
 
 この大会では中国と引き分けるも香港に勝利。
 最終戦は韓国に敗れて3位という成績で終わります。

2010から直後の南アW杯へ

 この頃はW杯に向けて強豪と親善試合を行っていました。
 オランダ相手に0-3の完敗を喫して迎えた東アジアカップでは3位。
 しかも、韓国相手に1-3というスコアでの敗戦です。

 さらに、3ヵ月後のW杯壮行試合で韓国にリベンジすべく戦いを挑むも、
0-2という敗戦でW杯直前にして監督解任騒ぎに発展する体たらくでした。
 しかし、そこで続投した岡田監督の大改造が始まりました。

 戦術を極端にディフェンシブに変更し、キャプテンの変更、トップ下の廃止、
正GKの変更、アンカーの配置と、それまでの積み重ねを否定するような改革。
 結果、日本初の開催国特典がない中での予選突破という快挙に繋がります。

 アジアカップ2010は惨敗とも言える結果でしたが、その後のW杯まで
含めてみると、負けて良かった大会だったのかも知れません。

少林サッカーは現実だった2008

 2007年末にオシム監督が倒れたことで急遽、岡田監督に替わりました。
 監督が替わればメンバーも多少は変わってきます。
 内田、前田という選手が代表メンバーに選出されるのはこの頃です。

 この大会は中国の重慶で開催されます。
 重慶は歴史的に反日感情が強い都市であり、日本への声援はほぼない状態。
 その中で行われた中国戦は、ラフプレーの嵐。
 当時流行った映画「少林サッカー」そのものだと言われました。

 大会は中国に勝利するも北朝鮮、韓国と引き分けて2位に終わります。
 なんといっても、中国戦が印象深い大会でした。
 今年も中国開催ですから、怪我だけは注意して欲しいです。

毎回問われる東アジアカップの必要性

 東アジアカップは海外組抜きでチームを編成する必要があります。
 そのため、海外組が増えるにつれてベストとは程遠いチームになります。
 また、参加国のレベルは低いというのが実情です。

 そのため、東アジアカップで大活躍しても「敵のレベルが低すぎる」とか、
「海外組には及ばない」などと前向きの評価がされないことが多いです。
 それどころか、中韓や北朝鮮などラフプレーが目立つチームが多く、
怪我をする危険を冒すくらいなら、参加しない方がましとさえ言われます。

 しかし、東アジアカップの開催には政治的意図があると言われています。
 アジアでは資金力のある産油国が権力を握りやすい傾向があります。
 さらに「中東の笛」と呼ばれるくらいジャッジの偏りは露骨です。

 そんな中で、東アジアの地位向上、場合によってはアジアの東西分割まで
見据えて東アジアカップは開催されています。
 対する西アジア選手権は東アジアカップより長い歴史を持っています。

 ということで、上手に利用していくのがうまいやり方です。
 日本としては、新戦力発掘の場として割り切っても良いと思います。

 

※2005と2003はともにジーコジャパンの時に開催されました。
 まだこの頃は海外組の人数も少なく、お試しという雰囲気ではありません。
 というわけで割愛します。

sponsored link

down

コメントする






sponsored link

カテゴリー

アーカイブ