ナレッジ ウォーカー 「時事散策」

あなたは猫年? 世界の十二支には猫もいる!ワニや鯨、ガルダまで!

time 2015/07/29

あなたは猫年? 世界の十二支には猫もいる!ワニや鯨、ガルダまで!

 十二支といえば、鼠・牛・虎・兎・龍・蛇・馬・羊・猿・鶏・犬・猪、です。
 これは日本の十二支です。

 十二支は日本以外にもアジア圏から東欧までの広い地域で用いられています。
 そして、各地で微妙に干支になった動物が異なっています。

 そこには、日本では鼠に騙されて干支になりそこねた猫の姿も。
 あなたも、別の国に行けば「猫年」生まれになるかも知れません。

 そんな干支の話を少し掘り下げます。

sponsored link
十二支は中華圏だけの文化ではない

 十二支はどこが発祥かといえば、古代中国になります。
 殷代に用いられたというから、紀元前11世紀以前からになります。
 今の形になったのは後漢時代ですから、3世紀頃でしょうか。

 十二支とはカレンダーや方角に用いられます。
 この範囲は広く、アジア圏は元より東欧やロシアでも使用されています。

 シルクロードを伝って東欧まで持ち込まれたと考えられています。
 また、チンギスハンのモンゴル帝国は東欧まで版図を広げていますので、
その時に伝わったという説もあります。

 そして、それぞれに微妙に干支となる動物が異なっています。

日本の干支は「豚」が「猪」となる

 日本では最後の干支は「猪」とされていますが、中国では「豚」です。
 中国では「猪」という文字は豚のことを指します。

 日本は仏教伝来により、豚を食べる習慣が廃れていきました。
 その影響で、「猪」の文字は豚ではなく猪を表す意味に変わりました。

 仏教発祥のインドや、伝来元の中国では「豚」のままなのが面白いです。
 雑多な民族や宗教が集まっているからでしょうか。

インドではガルダ、イランでは鯨

 世界の十二支は比較表にまとめました。

十二支

 おもしろいのはインドのガルダ。
 ガルダはインド神話の神鳥で、火の鳥です。
 東アジアでは迦楼羅天という守護神になるので動物とは格が違い過ぎます。

 スリランカでも十二支はあるそうですが、詳細はわかりませんでした。
 スリランカではガルダは凶鳥グルルという魔物です。
 スリランカの酉年は何が当てられているのか、気になります。

 龍が鯨や魚とされているのも興味深いです。
 龍は水神ですから、爬虫類より魚類と関連付けてイメージされたのでしょう。
 鯨は魚類ではありませんが。

憧れの猫年ならベトナムか東欧へ行け

 猫は古代中国では珍しい生き物で、一般的ではありませんでした。
 それゆえに、十二支に選ばれなかったと思われます。

 しかし、ベトナムでは兎が猫へ、ブルガリアでは虎が猫となっています。
 つまり、兎年はベトナムへ、寅年はブルガリアへ行けば、猫年になるのです。
 年賀状でも猫の図案が行き交うのでしょうか。

もしかしたらバビロニアの十二宮も?

 十二支は元々は天文学、天球を十二等分した十二辰です。
 これに類似しているのが、バビロニアの黄道十二宮です。
 白羊宮、金牛宮、双児宮、、という十二星座に当てられたものです。

 黄道十二宮がインド経由で中国に伝播し十二支になったという説もあります。
 バビロニアは紀元前23世紀には成立していたとされています。
 中国の殷も紀元前17世紀頃からと言われているので、いい勝負です。

 当時は文字を読める人が少なかったため、わかりやすく動物を当てました。
 そういう意味では、あまり動物の種類には意味がなかったのかも知れません。
 それが、国ごとに自由な十二支が誕生した下地になったのでしょう。

sponsored link

down

コメントする






sponsored link

カテゴリー

アーカイブ