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「FNS27時間テレビ」人気凋落とデータで見る「本気」

time 2015/07/27

「FNS27時間テレビ」人気凋落とデータで見る「本気」

 7月25~26日に、FNS27時間テレビ2015が放送されました。
 平均視聴率は10.4%で歴代ワースト3位。
 瞬間最高視聴率は19・1%でワースト1位、初の20%割れとなりました。

 今年は「本気」がテーマでしたが、本当に本気なら目も当てられない惨状。
 大不評だった「女子力全開」をテーマにした2年前と同レベルです。

 過去のデータと比較しつつ、本気度を見ていきます。

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27時間テレビの19回の推移

 27時間TV視聴率推移

 27時間テレビは「FNSの日」という番組の通称です。
 「FNSの日」は1987年から放送していますが、「27時間テレビ」と
なったのは、第11回の1997年からです。
 その頃は日テレの「24時間テレビ」に対抗したと言われていました。

 27時間テレビのピークは2004年です。
 ここで平均、瞬間ともに最高視聴率を記録しています。
 そして、この年からフジテレビの7年連続の視聴率3冠王が始まります。

 その後は平均視聴率は横ばいに進み、2013年にガクッと下がります。
 2013年は不評だった「女子力全開」がテーマだった年です。

 今年の視聴率が良ければ、2013年だけが不評だったと言えるのですが、
横ばいから下降へ移り始めたようにも読み取れる年となりました。

鉄板のはずだった司会選び

 今年の27時間テレビはグラフからわかるように分岐点でした。
 視聴率が上昇すれば「健在」、下降すれば「凋落」と見えてしまいます。
 「本気」というのは本気のテーマだったと予想できます。

 そのひとつに司会選びがあります。
 今年の司会はナインティナイン(+SMAP中居)で4年ぶり3回目です。

 27時間TV視聴率推移(司会)
 グラフの通り、過去最高だった2004年の司会でもあります。
 そして、瞬間視聴率でピークを生んだ2011年の司会でもあります。
 この司会の選択は「本気」だった証拠でしょう。

 しかし、残念ながら視聴率は芳しくありませんでした。
 この理由はベース番組となった「めちゃイケ」の視聴率を見れば明らかです。

司会のナインティナインはもはや数字を持っていない?

 「めちゃイケ」は20年続く長寿番組です。
 その歴史は華やかなもので、高視聴率をばんばん記録していました。

 2003年12月の年の瀬スペシャルは視聴率25%を記録します。
 そして、2004年8月の27時間テレビがあり、 2004年10月の
スペシャルでは、番組歴代最高の33%を記録します。

 2004年の27時間テレビは、そんな番組をベースに製作されました。
 そして、めちゃイケは2011年まで、長く安定した視聴率を記録します。

 しかし、横ばいだった視聴率は2012年に8%割れを記録します。
 そして、今年7月4日のスペシャルは6.3%でした。

 司会者選びは失敗だったのでしょうか。
 フジテレビは凋落激しく、めちゃイケに替わるベース番組もありません。
 スマスマも昨年の27時間テレビのベースになったばかりです。
 他に選択肢はなかったという状況でしょう。

今年の目玉?マラソンはどうか?

 今年の27時間テレビはマラソンがありました。
 オアシズ・大久保佳代子さんが88キロマラソンに挑み完走を果たします。
 27時間テレビでは、不定期にマラソン企画が行われます。

 実は、ピークを生んだ2004年も2011年もマラソンをしています。

 27時間TV視聴率推移(マラソン)
 2004年は初のマラソン企画で極楽とんぼ・加藤浩次さん。
 途中で他局の番組に出演するなどいろいろあり、完走できませんでした。

 2011年はナイナイ・矢部浩之さん。
 100キロマラソンを完走します。

 そして、2012年はSMAP・草彅剛さん。
 2012年は視聴率的には前年より下がりますが、十分な数字でしょう。

 ここまでだとマラソンは視聴率アップと連動しているように見えます。
 マラソンすればそこそこ数字は取れそうです。

 だからこそ、2015年にもマラソン企画を組み込んだのでしょう。
 しかし、結果は付いてきませんでした。

女芸人は数字が取れない?

 今年のマラソンはオアシズ・大久保佳代子さんでした。
 女芸人を起用して距離も短くしてのマラソン挑戦です。
 しかし、27時間テレビと女芸人というと2年前のことが頭に浮かびます。

 2013年の27時間テレビは「女子力全開」をテーマに放送されました。
 司会は「女芸人イレブン」で大久保さんもその中にいました。
 結果は最低平均視聴率を記録しました。

 27時間テレビでは初の女性ランナーで新しさを狙ったのもあると思います。
 日テレの24時間テレビでは女性ランナーは何度も登場しています。
 視聴者からすれば得に真新しさはなかったと思います。

 女芸人を正面に出しても数字は取れないのが見えてきています。
 製作側の読み間違えがあったということでしょう。

こうすれば数字が取れる?

 ここはやはり、一夜限りの「笑っていいとも」の復活ではないでしょうか。
 「バイキング」の低迷で、いまだに「笑っていいとも」の存在感は高いです。

 タモリさんは昼でも夜でも力を発揮できる万能タイプ。
 ここに、嵐とAKB48とエグザイルでも投入すれば、間違いありません。

 製作費とか、難しいことは良くわかりませんが。

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