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強行採決は民主主義ではない? 民主党の強行採決の驚きの回数

time 2015/07/16

強行採決は民主主義ではない? 民主党の強行採決の驚きの回数

 安保関連法案は7月15日に特別委員会で可決しました。
 16日中にも衆議院通過を目指す方針です。
 衆議院通過後は議論の場所は参議院へ移ります。

 特別委員会では野党がプラカードを掲げて反対を叫ぶ中での強行採決。
 その後、国会周辺では反対デモに10万人(主催者発表)が集まりました。

 朝日新聞は14日に「多数決って本当に民主的?」という記事を掲載。
 報道ステーションでは「民主主義は多数決ではない」とコメンテーターの
コメンテーターの中島岳志氏が発言しました。

 民主主義に疑問を投げかける強行採決。
 民主党政権時代には乱発されていたことをご存知でしょうか?

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民主政権は3年強で21の強行採決 安倍政権は2年半で2回目

 強行採決といえば民主党の得意技でした。
 その数も比較にならない多さとなっています。

強行採決

政権ごとの強行採決の回数

 民主党は、強行採決に至る過程も違います。
 野党が審議を拒否する為、仕方なしに強行採決という流れではありません。
 会期末直前に法案を提出して、審議せずに強行採決してしまうのです。

 ひどいものは6時間ほどの審議で強行採決に踏み切りました。
 「民主主義の否定」を唱えるなら、まずは民主党を糾弾すべきでした。

メディアは自民叩きに狂喜している

 民主党政権時には、「民主主義は多数決ではない」などと誰も言いません。
 もしかしたら、学者や評論家は主張していたかも知れませんが、それが
メディアで取り上げられて、政権批判の流れを作るには至りませんでした。

 要は、メディアが容認することで国民も問題視しないのです。
 ところが安倍首相に対しては、長期政権で2度目の強行採決で大騒ぎです。
 もちろん、法案の内容が違うというのはあります。
 しかし、民主主義と多数決を問うならそこは関係ないはずなのです。

 これでは、自民党の強行採決は悪い、民主党の強行採決は良いという
ダブルスタンダードを表明しているようなものです。

強行採決が乱発された反省から

 安倍政権が2012年に成立したとき、強行採決が乱発されるのではないか、
とメディアはこぞって書き立てました。
 2006年に成立した第一次安倍内閣では強行採決が多く行われました。

 その反発は相当なもので、今と同じように「民主主義は多数決ではない」と
主張する人達が何人も登場し、政権批判を繰り広げました。
 その反省からか、続く麻生政権はほとんど強行採決を行っていません。

 ところが政権交代して鳩山政権になると、強行採決が乱発されます。
 そのまま菅政権も強行採決の乱発を続けます。
 しかし、メディアは沈黙したまま、これを黙認したのです。

 なぜ、安倍政権は批判して民主党政権は黙認したのでしょうか。

安保法制の強行採決

 今の安倍政権はかつての反省から、強行採決をほとんどしていません。
 強行採決と言えるのは2年前の秘密保護法の採決だけです。

 安保関連法案の議論は、委員会審議時間が歴代4位となりました。
 実に116時間30分。

 時間の長さだけで理解度は測れませんが、審議時間を十分に確保して、
その上での強行採決といってもいいでしょう。
 少なくとも、会期末に出して翌日には強行採決という暴挙ではありません。

安保関連法案は民主党も賛成?

 プラカード賛成

 委員長が「賛成のみなさんの起立をお願いします」と採決を始めた時、
野党はプラカードを持って起立したままの状態です。
 これは「賛成」にカウントすべきでは?

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