ナレッジ ウォーカー 「時事散策」

「自民党感じ悪いよね」に思うこと

time 2015/07/15

「自民党感じ悪いよね」に思うこと

 安保関連法案が採決されたニュースから。

特別委がヒートアップしたのは正午過ぎ。浜田氏が大声で質疑の終結を宣告すると、民主党は用意していた「強行採決反対!!」「自民党感じ悪いよね」「アベ政治を許さない」などと表記したプラカードを一斉に掲げて抵抗。安住淳国対委員長代理ら委員以外の“応援組”も多数加勢した。

産経ニュース 2015.7.15 13:20

 安保関連法案は審議をやればやるほど安倍政権の支持率が下がっています。
 政策の中身はあまり議論されず、イメージばかりが先行している状況です。

 このイメージ戦略は民主党のお家芸。
 しかし、これは国民を馬鹿にした最低の戦略です。

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「感じ悪いよね」は「何となく反対」と同じ

 「自民党感じ悪いよね」というフレーズは、非常に象徴的です。
 何が悪いのか、何に反対しているのか、それが争点になり議論は深まるのに、
それを説明せずに、「感じ悪い」と非難しているのです。

 最近はいじめ問題が大きく取り上げられていますが、「感じ悪い」と言って
相手の行動を邪魔する行為は、いじめと何も変わらないです。
 いじめられる側にも問題はある、という主張もありますが「感じ悪い」と
言われた人は、いったい何を改善すれば良いのでしょうか。

 「あなたのこういうところが嫌」と具体的に指摘すればよいでしょう。
 そうすれば、言われた側は改善することができます。

 そういった議論を放棄するフレーズが「感じ悪い」です。
 これを堂々と目に触れるところに掲げた民主党の常識を疑います。
 理由はないけど「なんとなく反対」と同じです。

安保関連法案は「必要」でも下がる内閣支持率

 内閣支持率は急落中です。
 安保関連法案の影響だというのが大方のメディアの分析です。

 しかし、安保関連法は必要か?という世論調査の結果は違います。

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が27、28両日に実施した合同世論調査によると、今国会で審議中の安全保障関連法に関し、「必要」とする回答は49.0%で「必要ない」の43.8%を上回った。集団的自衛権の行使容認を含む同法案の内容については、「よく理解している」が6.3%、「ある程度理解している」が50.0%に達した。

産経ニュース 2015.6.29 12:00

 「必要」が上回って、49%という過半数に近い数字に達しています。
 安倍首相は「国民の理解が進んでいない」と言いますが、国民の半数以上が
理解していると感じており、安保法は必要だと考えている人達が多いのです。

 ところが支持率は下がる。
 要は法案には賛成だが、審議の過程が支持されていないのです。

イメージ戦略という愚策

 審議の過程で目立ったのは、野党のイメージ戦略です。
 簡潔に言えば、レッテル貼り。
 「戦争法案」とレッテルを貼り、自衛隊に戦死者が出ると演説します。

 特に、小西議員は激しかったです。
 強烈な言葉でメディアに取り上げられて、謝罪は適当にいなす。
 そうやって、言葉ばかりを広げようという安直な戦略。

 ネット上では小西議員に否定的な意見も多数あるものの、多くの国民には
強い言葉だけが伝わって、「自民党は感じ悪い」と思わせたでしょう。
 これは本当に国民を馬鹿にする行為です。

進歩のない最大野党民主党

 民主党はイメージ戦略が成功して政権交代がなったと分析しているのでしょう。
 だから、イメージ戦略を続ければいずれはまた政権交代が起こると。

 しかし、国民は経験したことで反省しており、それが自民圧勝になりました。
 その雰囲気を感じたのは主要メディアも一緒で、あの政権交代以降はイメージ
先行の報道はあまりやらなくなりました。

 バーで酒を飲んだとか、ラーメンの値段とか、果ては絆創膏とか。
 野党も野党なら、メディアもメディアです。
 今、思い出しても最低な時代でした。

 小西議員はあの頃のまま、国会でクイズを出して批判されました。
 民主党執行部は止めなかったのでしょうか。
 まったく進歩がありません。

対案なき反対

 安保関連法案は維新が対案を出して議論されました。
 民主党は一部の法案に維新と共同で対案を出しましたがゼロ回答でした。
 政府案よりも危険が高いと判断されたためです。

 民主党は反対と声高に叫んでも対案は出さないのです。
 出しても政府案より悪い案。
 自衛隊の安全が議論の中心なのに、危険を高める案を出してどうするのか。

 政権交代をする前の民主党と同じです。
 「何でも反対」と言われた民主党です。
 今回も、コントのようなやりとりがありました。

  民主党「安保関連法案は審議が十分ではないので反対だ!」
  内閣 「では、審議の期間を延長します」
  民主党「それでは夏休みがなくなるので延長に反対だ!」

民主党に期待するのは無駄か?

 最大野党の民主党には、ぜひ政権交代を担える存在になって欲しいです。
 ところが、民主党関連のニュースを見るたびにその思いは砕かれます。
 戦略は最低、戦術は姑息で、とても政権を担える存在ではないのです。

 それどころか、現状認識が甘すぎたり、知識不足が目立ったり。
 あげくに「ブーメラン政党」は健在です。

 今回も対案を単独で提示した維新の方が政党として正常に見えます。
 自民と連立してしまいそうな雰囲気もあるのが気になりますが。
 政権交代の現実味がある野党が存在することで緊迫感を高めるには、
もはや民主党には期待できないと感じてしまいます。

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