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史上初の珍事!セリーグ全球団が借金 過去10年、弱過ぎるセリーグ

time 2015/07/04

史上初の珍事!セリーグ全球団が借金 過去10年、弱過ぎるセリーグ

 プロ野球のセリーグで全球団が勝率5割を切りました。
 全球団が勝数より負数が多いという異常事態です。

 今年はセパ交流戦でセリーグが大きく負け越したため、
全球団が借金生活になるのでは?と危険視されていました。

 セパ交流戦が始まって11年目。
 セリーグは不名誉な記録を樹立してしまいました。
 流れを詳しく追ってみましょう。

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大きく負け越したセパ交流戦

 5月26日から始まったセパ交流戦。
 この時点では、首位DeNAは貯金10、巨人は貯金6です。
 序盤は勝ったり負けたりの接戦が繰り広げられました。

 しかし、6月に入ると状況は一変。
 首位争いをしていたDeNAと巨人が大きく失速。
 DeNAは8連敗、巨人も5連敗のあとで3連敗。

 ところが、それでもDeNAと巨人の首位争いは変わりません。
 2チームが連敗している間も他の球団は横ばい状態でした。

 通常のペナントであれば上位チームが負ければ差は縮まります。
 ところが交流戦のため、下位チームもパ球団に負けることで、
なかなか差が縮まらないという状態になってしまいました。

 6月16日にセパ交流戦は終わります。
 この時点で巨人の貯金2、他球団は全て借金生活になりました。

 6月23日、巨人が連敗したことで勝率5割となり危険信号。
 翌日も巨人は負けますが、入れ替わりで阪神が貯金生活になり、
全球団借金生活という不名誉な記録は回避されました。

 しかし、その阪神も6月30日から3連敗。
 勝率5割まで上げていたヤクルトも負けて全球団借金生活となりました。

セリーグ順位

セパ交流戦で勝てないセリーグ

 セパ交流戦が導入される2005年以前は、全球団が負け越す
という事態は起こり得ませんでした。

 今年はセリーグの弱さが際立っており、上位5チームがパリーグです。
 11位巨人は勝率.389、最下位DeNAは勝率.176です。
 DeNAは交流戦始まって以来の最低勝率です。

 過去10年を見てもセリーグは負け越しています。
 交流戦でセリーグが優勝したのは巨人が2回だけ。
 上位6チームにセリーグが4チーム以上入ったのは2度だけです。

 逆にパリーグが上位6チームを独占したこともありました。
 上位5チームがパリーグとなるのは2度目です。

日本シリーズもパリーグ

 セパ交流戦は優勝特典が魅力的ではないため本腰を入れない
チームがあるという議論もあります。
 ペナントは3位までがクライマックスシリーズの出場権を得て、
その先には日本シリーズがあります。

 交流戦の勝敗はペナントに加算されますが、それは全体の一部。
 優勝しても、スポンサー賞金以外に特典はないのです。

 しかし、日本シリーズを見てもセリーグはパリーグに負け越しています。
 交流戦が始まってからの10年間はセリーグの優勝は3回です。

「人気のセ、実力のパ」

 いつからかプロ野球を表現する言葉として定着していました。
 観客動員数で見ると、差は縮まりつつもセリーグの方が多いです。
 観客動員数はセパともに増加傾向にあります。

 「人気のセ、実力のパ」はその通りの結果となっています。
 人気と実力を両リーグで分け合うのがプロ野球のパワーバランスです。
 どちらかのリーグに偏ってしまうと悲劇しか想像できません。

 近年はプロ野球の地上波放送はほとんどなくなりました。
 有料放送ではメジャーリーグも放送しており、敵は増えています。

 プロ野球を盛り上げるには、分かりやすい対立構図があるといいですね。
 そう考えると、今回の珍事は狙い通りなのかも知れません。

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