ナレッジ ウォーカー 「時事散策」

箱根山噴火警戒レベル3!過去には横浜まで火砕流、東京は降下軽石20cm!

time 2015/07/02

箱根山噴火警戒レベル3!過去には横浜まで火砕流、東京は降下軽石20cm!

 2015年6月30日、箱根山が「ごく小規模な噴火」をしたと見られ、
噴火警戒レベルが3に引き上げられました。
 箱根山の活動度はランクB。
 最上級はランクAなので特に活発とは見られていませんでした。

 しかし、5月末に噴火し全島避難になった口永良部島もランクB。
 昨年9月に噴火して多数の死傷者を出した御嶽山もランクB。
 まったく予断を許さない状況です。

 箱根山が過去に噴火した時はどんな被害が出たのか?
 ここ数年、日本の各地で火山噴火してるけど大丈夫か?

sponsored link

箱根山の最大級の噴火は6万5000年前

 箱根山の前回の噴火は800年ほど前で小規模な噴火でした。
 その前は2000年前、その前は2800年前。
 今年の3月31日から導入された噴火警戒レベルも1(平常)でした。

 しかし、最大噴火規模は富士山の14倍です。
 6万5000年前の大規模噴火では、東京に軽石が降下し20cm積りました。
 5万2000年前の大規模噴火では、火砕流が横浜まで達しました。
 火山灰は千葉から茨城まで到達しました。

 しかも、富士山と連動噴火する可能性も指摘されています。
 それは過去に記録がないので被害は想定できません。

ここ数年は日本の各地で火山噴火している

 つい1ヵ月ほど前に口永良部島の新岳が噴火し全島避難となりました。
 6月18、19日にも噴火があり、噴火警戒レベルは5のままになっています。

 昨年は、御嶽山が突然噴火し多くの死傷者を出す悲劇がありました。
 6月26日に引き下げましたが、9ヵ月間噴火警戒レベルは3でした。

 小笠原諸島の西之島では、2013年11月に海底火山が噴火。
 当初はすぐに消滅すると思われた島は現在も拡大を続けています。

 霧島山の新燃岳は2011年1月に噴火しました。
 2011年は宮崎で鳥インフルエンザもあり大変な年でした。
 
 桜島は恒常的に噴火してますが、2009年から活発化しています。
 特に今年は6月末時点で過去の最大年間噴火回数に迫る勢いとなっています。
 同月比ではなく、6ヶ月間の噴火回数が年間噴火回数に迫っているのです。

 噴火警戒レベル (鹿児島県公式サイトより)
 火山警戒レベル
 

噴火していなくても警戒すべき火山

 浅間山は今年6月に噴火警戒レベルを2に引き上げ。
 その後、小規模な噴火が確認されました。

 蔵王山は今年4月に噴火警戒レベルを2に引き上げ。
 その後、6月16日に噴火警戒レベルを1に引き下げました。

 吾妻山は2014年12月に噴火警戒レベルを2に引き上げ。
 阿蘇山は2014年8月に噴火警戒レベルを2に引き上げ。
 草津白根山は2014年6月に噴火警戒レベルを2に引き上げ。

 御嶽山のように噴火警戒レベル1から噴火したケースもあり、噴火予測はまだまだ精度が低いです。
 それを踏まえても、噴火警戒レベルが最近上がった火山がこれだけあります。

東日本大震災との関連は?

 地震は火山噴火と連動します。
 世界でも日本でも、過去の大地震の直後に火山噴火が起きているのです。

 1707年の宝永地震は日本最大級とされマグニチュードは9以上です。
 最大震度7、津波は25m、死者は2万人と推定されています。
 東日本大震災と同規模の地震です。

 この地震の49日後に、富士山が宝永大噴火を起こします。
 さらに続けて、浅間山、阿蘇山、岩木山、三宅島が1年半の間に噴火します。

 2004年に起きたスマトラ沖地震も大変な被害が出ました。
 その後、3年以内に4つの火山が噴火しています。

 他にも事例はあります。
 むしろ、巨大地震で火山噴火が連動しないことが珍しいのです。

 御嶽山の噴火はマグマを伴わない小規模な噴火です。
 これをもって東日本大震災に連動した火山噴火とは言い難いです。

 東日本大震災から4年というのは地球規模ではわずかな時間です。
 火山国日本では、備えを怠って良い時は一時もないということです。

ちなみに

 過去最大の火山噴火はシベリア・トラップです。
 溶岩はアメリカ全土に匹敵する面積にまで広がりました。
 全生物種の95%が絶滅した過去最大の大量絶滅の原因とみられています。

 興味のある方はこちらもどうぞ。
 → 地球史上6回目の大量絶滅すでに突入か?過去5回の大量絶滅ってなに?

 

 

sponsored link

down

コメントする






sponsored link

カテゴリー

アーカイブ